タクシー業のさくら交通(株)(資本金6410万円、新潟市東区)は9日付けで事業を停止した。3月末から4月をめどに新潟地裁へ自己破産申請を行う予定。負債は2025年3月期末時点で約3億7300万円だが、変動している可能性がある。
帝国データバンクの調べでは、同社は、1972年(昭和47)8月設立のタクシー業者。新潟市中央区、東区、北区、江南区を主な営業エリアに乗用車、ジャンボタクシーによるタクシー業を行い、電話予約のほか、JR新潟駅、JR田駅、新潟空港、佐渡汽船、各ショッピングセンターなどにあるタクシー乗り場に待機して客待ちも行い、97年(平成9)3月期には年収入高約8億3100万円を計上していた。
しかし、コロナ禍で客数が大幅に減少、その後も需要は回復せず、近年は消費者意識の変化により、とくに若年層でのタクシー利用習慣の減少や出張などのビジネス客の需要が減少傾向にあったほか、ドライバー不足による稼働率低下などの要因もあり、2025年3月期の年収入高は約2億2500万円にとどまっていた。
また、連続欠損と多額の借り入れも負担となり、事業継続が困難となっていた。