新潟県燕市の佐野大輔市長は19日の定例記者会見で、教育施策の強化から防災、観光、国際交流、産業支援まで7項目を発表した。文部科学省の制度を活用した「地方教育アドバイザー」の就任をはじめ、児童研修館「こどもの森」の防災まちづくり大賞受賞、市民投票で決めた新たな食の土産品グランプリ決定などを説明した。

2月2日付けで文部科学省の職員2人が燕市教育委員会の「地方教育アドバイザー」に就任した。アドバイザーは学習指導要領改定に関わる栗山和大氏(教育課程企画室長)と、新潟県長岡市出身の林大祐氏(任用第三係長)。

国の教育施策や先進事例の情報提供に加え、施策立案の助言、モデル事業の情報提供などで授業改善を後押しする。任期は令和8年2月2日から令和10年3月31日まで。
佐野市長が燕市職員時代に2010年から2年間、文科省へ派遣されたつながりから、市長就任を機にあらためて文科省と話をしたなかで提案を受けて実現した。
栗山氏は派遣当時に同じ部署で働いた。林氏は長岡市出身という縁もあり、2人に就任を依頼した。文科省の地方教育アドバイザーの着任について佐野市長は「燕市として初めて。県内でも現状、燕市が唯一」と説明。主にリモートで支援を受けつつ、現場視察で実際の教育の状況を見てもらう意義も強調した。
燕市児童研修館「こどもの森」の取り組みが、消防庁主催「第30回 防災まちづくり大賞」で消防庁長官賞を受賞した。2014年から12年間、遊びを通じて防災を学ぶ「あそぼうさい まなぼうさい」を継続し、地域防災力向上に貢献した点が評価された。表彰式は20日、東京都千代田区で行われる。
食物アレルギーのある子の保護者から「災害時の避難所の食が心配」という声があり、翌年からアレルギー対応の炊き出し訓練を取り入れたて始まった。近年は無印良品など民間とも連携し、NPOなども巻き込んで広がっている。
「市民がお勧めするお土産品グランプリ」。1月の本選投票(有効票1,550票)で、御菓子処米納津屋の「越乃銘菓 雲がくれ」が576票でグランプリ、まちトープの「TSUBAME-SANJO TRIP COFFEE」が551票の小差で準グランプリに選ばれた。
市は観光イベントや道の駅SORAIRO国上、地場産業振興センターでPRし、市長公務の手土産としても活用して定番化をねらう。土産品好きな佐野市長は「燕といえば、という食の定番がこれまで弱かった。何を持っていくか迷うことがあったが、今回をきっかけに広めたい」と語った。
米ウィスコンシン州シェボイガン市との姉妹都市提携30周年を機に、シェボイガン市から市長ら7人の代表団が、3月23日から26日まで来燕する。市役所表敬や議場見学、市内企業視察(玉川堂、ツボエ)、燕中学校剣道部での剣道体験、茶道体験、弥彦神社の御日供祭(おにっくさい)などを予定している。
佐野市長は「剣道は自分も防具をつけて対応したい」と得意な剣道でのおもてなしもやる気満々。交流の継続に意欲を示した。
総務省の「地域活性化起業人制度」で派遣されていた西谷恵介氏(イードア)の任期満了に伴う成果報告会を3月26日午後2時から市役所つばめホールで開く。あわせて中小企業向け支援制度説明会も開く。定員50人で参加は申し込みが必要。
佐野市長は西谷氏が商工会議所の工業部会や青年部にもかかわって「精力的に活動していた」と述べ、市内企業の次の一歩につなげたい考えだ。
「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2026」と「若monoデザインコンペティション燕 vol.10」の受賞が決定。デザインコンクールは応募70点から受賞13点、若monoは応募49点から大賞3作品が決まった。
表彰式は3月25日午後1時から市役所つばめホールで行い、受賞製品・作品の公開展示も行う。
空き缶や古着の売却益で児童図書・玩具を購入する「カンカンBOOK・TOY」「福服BOOK・TOY」事業。34事業所の協力で今年度は児童図書218冊、玩具62個を購入できた。
3月6日午前10時から、あおい保育園で協力事業所への感謝状贈呈と園児への贈呈式を行う。売却金額は空き缶が71万0847円(前年比+3062円)、古着が12万1879円(前年比較+3141円)。