「地元への恩返しを」と新潟県田上町出身のプロゴルファーとして活躍する泉田琴菜さん(26)は、このほど加茂市内の公私立保育園、幼稚園、こども園の11園に1園当たり10万円を寄付した。

寄付は各園が希望する物品購入などに充てられ、各園へ出向いて手渡している。加茂市への寄付は、来年度も事業を継続する2つの保育園に10万円ずつの20万円。26日、泉田さんに代わって父の厚さん(58)=田上町=が市役所を訪れ、藤田明美市長に寄付を手渡した。
厚さんは「地元への恩返し。本人が“できることをやりたいと始めた」と話した。泉田さんは田上町出身だが、保育園から加茂で育ち、加茂の中学校を卒業。地元の野球チームに所属するなど、地域に支えられて成長してきた。
寄付は今回が初めてではない。一昨年には田上町と加茂市の中学生約600人に1人1.5kgの米を寄付。昨年は田上町の保育園2園に10万円ずつ寄付している。

厚さんは「共働きが当たり前の時代。小さい子どもを安心して預けられる場所があるのは本当に大事」と保育園に感謝。家族にも保育園に世話になった経験があり、「子どもたちが健康で元気に育ってほしい。そのためにできる範囲で」と語る。
泉田さんはツアー開幕を目前に控え、沖縄、宮崎、海外と転戦準備に追われる多忙な日々。それでも遠征先には炊飯器を持参し、母の握るおにぎりを原動力に戦っていると言う。
「最近はメリハリがついてきた。全力投球ばかりじゃなく、抜くところは抜く。成長している」と厚さん。泉田さんは将来、プロ引退後に子どもたちの育成事業にも取り組みたいという思いもあり、「応援してもらって今がある。だからこそ地元に恩返ししたい」と話していた。