新潟県三条市の市議選のたびに立候補者として名前があがる相場浩さん(57)=三条市西四日町1=が4月19日投開票の市議選に初めて立候補を決意し、準備を進めている。これまで祭りや文化活動、地域団体など幅広い分野で活動してきた経験を生かし、「市民と行政をつなぐパイプ役として役に立ちたい」と話している。

相場さんは1968年(昭和43)6月29日生まれ。三条小学校、第三中学校、新潟明訓高校を経て明治大学工学部機械工学科へ進学。卒業後は三条に戻って家業を継いだ。
家業の(株)相場紙器製作所の工場が2023年に全焼。今は20年にBtoC事業として立ち上げたブランド「アイバコ」でデザインにこだわった製品を手がけ、紙器コンサルタント、紙器コーディネーターといった肩書きで働く。
そのかたわら、地域活動に積極的に加わった。三条エコノミークラブ第43代会長、三条祭り若衆会第26代会長などを歴任。地域の経済や祭り文化の継承にかかわってきた。
燕三条まちあるき連絡協議会の活動や、中心市街地活性化の取り組み「三条まんなかプロジェクト」代表など、観光やまちづくり分野でも活動を広げてきた。

さらに三条歴史文化担い手育成会の初代会長としてこども大名行列を立ち上げ、歴史文化の継承事業にもかかわり、三条祭り大名行列200周年記念事業では実行委員長を務めた。
地域団体では三条警察署協議会会長、嵐南小学校PTA会長を歴任し、今は第一中学校PTA副会長、西四日町1丁目自治会副会長。三条民謡保存会で三味線も弾き、幅広い世代の地域活動にかかわっている。
こうした活動の中で、市民の声が行政に届きにくいと感じる場面が多かった。「個人で行政に要望を伝えようとしても、なかなか届かないことがある。議員という立場なら市民の声を直接、届けられる」と相場さんは話す。
「議員の役割は議会質問だけではなく、日ごろから地域の声を聞き、行政とつなぐこと。合意形成を進める調整役のような役割を担いたい」と語る。

出馬のきっかけは、周囲からの後押しだった。本人は出馬を考えたこともないのに、市議選のたびに名前があがる。
今回は仲間からの声や地域の期待を受け、2月27日に友人から出馬を直談判された。「これまでの経験が少しでも役に立つなら」と出馬を決意。その足で相場さんの決心を見越して集まった団体や友人ら15人ほどが集まったサプライズの宴席に向かい、そのまま激励会となった。
「これまで多くの人に支えられて活動してきた。担がれたからには、やってよかったと思ってもらえる仕事をしたい」。地域活動で培った人脈と経験を生かしたい考えだ。16日に記者会見して無所属での出馬を正式に表明する。