ことし秋から来年夏の暫定開通を目指して整備が進む国道289号八十里越(はちじゅうりごえ)の公募した橋梁(きょうりょう)とトンネル4施設の名称が「馬追沢橋(まごいざわはし)」「八十里越天空大橋(はちじゅうりごえてんくうおおはし)」「丸倉(まるくら)トンネル」「八十里越トンネル」に決まった。長年、開通が待たれてきた八十里越は、名称決定によって一段と現実味が増した。

名称を公募したのは国道289号八十里越地点開発促進期成同盟会。開通を見据えて新潟、福島両県の交流促進に向けた機運を盛り上げようと、昨年10月14日から11月14日まで募集した。
全国から3,720点の応募があり、うち応募要件を満たした3,532点を対象に関係自治体、事業主体、地域の有識者らでつくる名称選定委員会が審査した。
| 構造物 | 採用された名称 | 読み(ふりがな) | 応募総数 |
|---|---|---|---|
| 2号橋梁 | 馬追沢橋 | まごいざわはし | 1,103点 |
| 5号橋梁 | 八十里越天空大橋 | はちじゅうりごえてんくうおおはし | 604点 |
| 8号トンネル | 丸倉トンネル | まるくらトンネル | 832点 |
| 9号トンネル | 八十里越トンネル | はちじゅうりごえトンネル | 993点 |
採用名称は、2号橋梁が「馬追沢橋」、5号橋梁が「八十里越天空大橋」、8号トンネルが「丸倉トンネル」、9号トンネルが「八十里越トンネル」。いずれも採用した名称は複数の応募があった。
なかでも「八十里越天空大橋」に決まったこの巨大プロジェクト最大のハイライト、5号橋梁の名称に限っては、応募対象者を20代以下に制限した。
地上約81m、五十嵐川谷底から約115mの高さにあり、インフラツーリズムの目玉にもなる、間違いなくこのルートを代表するランドマーク。審査委員会は「八十里越を代表する構造物、大空にかかる様子を体現した橋梁」とコメントしている。

「八十里越トンネル」は、新潟県と福島県の県境をつなぐトンネルで、審査委員会は「八十里越を象徴するトンネルとなる」とコメント。
「馬追沢橋」は、馬追沢に架かる橋として地元でもなじみのある呼び名から採り、「丸倉トンネル」は、かつて重要な鉱山だった丸倉山を通ることから選ばれた。
採用名称の応募者には、それぞれ抽選で10万円の賞金を贈るほか、八十里越関連イベントへの招待も予定している。
滝沢亮三条市長は12日の定例記者会見で「八十里越開通に向けた機運醸成とわたしたち新潟県と福島県の交流がますます促進することを期待している」と述べた。