米国とイスラエルによるイラン攻撃に伴う原油価格の高騰を受け、石油元売り各社がガソリン価格を引き上げる見通しとなったことから、新潟県県央地域では11日夕方、値上げ前の駆け込み給油をする車がガソリンスタンドに殺到した。

11日午後、元売り各社が1リットル当たり25円前後の値上げを打ち出したため、利用者の間で「値上がり前に給油しておこう」という動きが一気に広がったとみられる。
ただ、車列が目立ったのは、もともと低価格を売りにしているガソリンスタンドが中心で、比較的価格設定の高い店舗では大きな変化は見られなかった。
三条市では嵐南バイパスで大渋滞が発生し、ガソリンスタンドから延びた車列の影響で、国道8号へ出にくいという声も聞こえたほどだ。
原油価格は、イラン攻撃開始以降、上昇基調が続いていたが、トランプ米大統領が戦闘は早期に終結するとの見方を示したことを受け、急落したとされる。
さらに11日夜には、高市早苗首相が石油備蓄を16日にも放出し、ガソリン価格を1リットル170円程度に抑える方針を示した。政府は備蓄放出とあわせて価格抑制策を講じる考えを示している。
ガソリン価格をめぐっては、なお先行きが不透明で、しばらくは値動きから目が離せない状況が続きそうだ。