新潟県三条市議会の阿部銀次郎市議(79)=自由クラブ会長=は、4月19日投開票の任期満了に伴う三条市議選に立候補せず、引退することが20日わかった。

阿部氏は取材に対し、引退の理由について多くを語らなかったが、「80歳なんだから」と年齢にふれ、前日19日に不出馬を決断したことを話した。
長年の議員生活については「まったく悔いがないわけじゃないけど」と心境をもらす一方、「潮時というものがある」と自ら区切りを付けた様子をうかがわせた。
19日行われた立候補予定者説明会に阿部氏の陣営は出席しなかった。関係者によると、支持者との間では、立候補するかどうかは阿部氏の判断に委ねるという認識で一致していたようだ。
阿部氏は1995年に旧三条市議会で初当選して3期務め、市町村合併後の市議会でも連続して当選を重ね、通算9期。議長も歴任した。前回の市議選では候補者中、最年長でありながら唯一3,000票を超える3,005票の支持を集めてトップ当選を果たしている。
議会の一般質問では、一貫して地域道路網の拡充を取り上げている。とくに国道403号北バイパス(県道塚野目代官島線から信濃川下流橋新設)の事業認可や、都市計画道路新保裏館線の事業化などに強く注力している。
八十里越(国道289号)の整備進捗などと並んで、県央地域の交通インフラ基盤を推進・監視する上で重要な役割を担っている議員のひとり。