新潟県三条市は31日、この日付けの退職者の辞令交付式を行い、長年にわたり市政を支えてきた退職者一人ひとりに辞令を交付した。退職者は「良き上司、良き先輩、良き同僚、そして良き後輩に恵まれた」、「多くの方に支えていただいた市役所生活だった」などと感謝し、滝沢亮市長は合併や水害、新型感染症対応など困難な局面を支えてきた功績に敬意を表した。
退職者は60歳で退職の8人、割愛の教職員3人のほか普通退職の合わせて33人。一人ひとり名前を呼んで滝沢市長が辞令を読み上げて手渡し、花束も贈った。退職者はそれぞれ席に戻る前に短くあいさつした。
市町村による合併協議の事務局や図書館等複合施設「まちやま」の建築業務にかかわって「わたしの人生にとってかけがえのない宝物となった」と話す人や、「きょう来るときに、いちばん最初に辞令をもらった時を思い出した」、「市政に携わらせていただき、大変貴重な経験をさせていただいた」と振り返る人もいた。

滝沢市長はあいさつで、「辞職を承認する」と辞令を読み上げたが、できれば4月1日からも一緒に仕事をしたい願いもあり、承認すると言わなければどうなるのだろうと思いながら辞令書を渡したと話し、別れを惜しんだ。
「本当に多大なるご功績に、三条市長として、また一市民として心から感謝申し上げる」と感謝した。

そのうえで退職者が歩んできた時代は「2回の水害、20年前、21年前の合併、最近で言えば新型感染症への対応など、三条市も予期しなかった甚大な影響があった中で、皆さんが大活躍してくださったおかげで今の三条市がある」。

退職後も市政や後輩職員を温かく見守ってほしいと呼びかけ、「明日からの皆さんの新しい人生が、これまで以上に輝かしいものになることを心より祈っている」とはなむけの言葉を贈った。
式の最後には、出席した退職者の所属部署の職員などが拍手で退職者を見送り、長年の労をねぎらった。このあと退職者は記念撮影を行い、奉職した庁舎をあとにした。
