長岡市中之島地域の道の駅「パティオにいがた」が3日、一部リニューアルオープンし、農産物直売所「健幸めっけ」と精肉・総菜販売の「きらく横丁」が営業を始めた。23日には「大衆焼肉きらくパティオ店」も開店し、グランドオープンイベントを行う予定で、地元農産物の充実と手ぶらバーベキュー需要の取り込みで、地域住民と観光客の双方に親しまれる施設を目指す。

農産物直売所とレストランの指定管理者が、4月1日からいずれも見附市が本社の(株)マルイと焼き肉店(株)きらくがつくる共同事業体、マルイ・きらく共同事業体がバトンタッチした。それに伴うリニューアル工事などで2月21日から休業していた。
農産物直売所「健幸めっけ」と精肉・総菜販売「きらく横丁」は、いずれも原則年中無休で、営業時間は午前9時から午後7時まで。さらに23日には、「大衆焼肉きらくパティオ店」がオープンして飲食機能も本格的に加わり、グランドオープンとなる。
農産物直売所「健幸めっけ」の大久保和政店長は「基本は農家さん中心。農家から新鮮な野菜を持って来てもらい、地元の野菜や果物を地元の人に買ってもらいたい」と言う。
大型連休は県外客の利用を見込み、「地元のおいしい商品を買って帰ってもらって喜んでもらえれば」と期待する。

売り場では、地元農家の野菜売り場を従来より広げたのが特徴。店内を見渡しやすく、買いやすくするため、通路幅を確保しながらレイアウトを見直した。
登録している農家は以前より増えて150軒近く。以前からの出荷者に加え、リニューアルを機にあらためて声をかけたところ、「また出してみよう」という農家も少なくなかったと言う。
「農家さんが喜んで、ほかの店に出していた人もパティオに持って行こうと言ってもらえるようになりたい」とし、売り上げはこれまでの2倍にと意気込む。

直売所では野菜や果物のほか、新潟県内各地の商品も扱う。佐渡の商品もそろえ、「佐渡まで行かなくてもここであるていど買えるようにしたい」と話す。地元の菓子店やパン屋の商品も多く並び、各店に足を運ばなくてもまとめて帰るのもうれしい。
地元の観光客が立ち寄る道の駅という立地を生かし、土産物や菓子、ドリンク類なども加え、地元住民だけでなく来訪者にも対応できる品ぞろえを意識した。
一方、以前はレストランだった部分は物販の「きらく横町」と飲食の「大衆焼肉きらくパティオ店」に仕切った。「きらく横町」は得意の焼き肉向け商品や精肉や総菜を中心にそろえた物販店として開店した。
きらくにとって物販の常設店舗は、JAえちご中越農産物直売所「ただいまーと」に次いで2店舗目。既存店舗での物販や本店の飲食営業のノウハウを持ち込みながら、新たな立地で展開する。

白隆一取締役営業部長は「以前の直売所部分では、肉の商品があまり扱われていなかった。うちは肉が得意なので、物販をやらせてもらい、肉の取り扱いを担う形になった」と話す。
強みとして打ち出すのが、予約なしでも利用しやすいバーベキュー需要への対応。施設内では隣接エリアでバーベキューセットの貸し出しも行っており、来場者はその場で肉や必要な資材を購入し、手ぶら感覚でバーベキューを楽しめる。

「今までは予約制で、ふらっと来てすぐ買うのが難しい部分があったと聞いている。今回はいつでも買えて、そのまま外で食べられる形にしたい」と話した。
取り扱う商品は一般的な精肉に加え、焼き肉店ならではの商材が中心。さらに、 北海道の晋南貿易から仕入れた中華食材や「レトルトカレー リトルスプーン カレー 北海道 熟成」など、ほかではあまり見かけない商品も並べ、「ここならではの色を出していきたい」としている。

23日に開店する「大衆焼肉きらくパティオ店」は、ロースターを備えた一般的な焼き肉店スタイルで営業する予定。6人掛け12卓の計72席で、物販と飲食を一体的に提供する。
パティオにいがたは、直売所、物販、今後の焼き肉店に加え、公園やバーベキュー利用、今後整備予定の大型遊具も含め、滞在型の魅力向上が期待されている。
大久保店長は「普段は地元の人に愛され、週末は県外の人にも来てもらって、楽しく過ごせる居心地のいい場所にしたい」と話す。パティオにいがたのトイレは日本トイレ大賞を受賞したことで知られ、「トイレが有名なら、店も負けないくらいいちばんになりたい」と笑顔だった。