新潟県三条市は、今年度から新たに始める子育て応援カード事業の名称を4月20日まで募集している。現在の「サンキッズカード」に代わる新たなカードの“顔”を市民から募るもので、採用者には賞金5万円が贈られる。三条市内に住所や所在地がある個人、法人であれば、プロ、アマ、年齢、実績を問わず応募できる。

募集するのは、ことし9月にスタート予定の新しい子育て応援カード事業の名称だ。この事業は、妊婦や子育てを行う保護者らに対し、行政と民間事業者が協力して支援し、経済的不安の軽減と、地域ぐるみで子育て家庭を応援する機運の醸成、子育てしやすい環境づくりにつなげることを目的とする。
名称は市ホームページやちらし、協賛店用ののぼり旗、ステッカー、カード本体など幅広い場面で使われる。市は「三条市のイメージに合い、親しみやすく、視認性や記憶性に優れ、さまざまな用途で活用しやすい名称」を求めている。
新制度は、現行の「サンキッズカード」の拡充と見直しを伴う。これまでサンキッズカードの対象は、三条市内に住む18歳未満の子どもを3人以上養育している保護者と同居、または同一敷地内に住む祖父母だった。
新しいカードでは対象を大幅に拡大。妊婦と18歳未満の子どもを1人以上養育している保護者に広げる。
有効期限も、これまでは養育する18歳未満の子どもが2人以下になる年度末までだったが、新制度では0人になる年度末まで。媒体もプラスチック製カードから、市公式LINEを活用したデジタルカードへ切り替える。
一方で、受けられる主なサービスは大きく変えず、市の施設利用料の割引や、協賛店での商品割引、サービス提供、プレゼント進呈などを引き続き受けられる。
協賛店制度については、他市町村との広域化も検討している。デジタル化に伴うスクリーンショット不正利用への対策としては、会計時にカード画面を見せるだけでなく、アプリを起動してカードを表示するまでの一連の操作をレジ担当者に示す運用を想定している。
応募は何点でも可能。ただし未発表でオリジナルの名称に限る。AIで生成した名称は認めない。漢字やアルファベットを使う場合はふりがなの記載が必要。応募は応募用紙か任意様式のほか、市ホームページ掲載のGoogleフォーム「子育て応援カード 名称募集」でも受け付ける。
応募締め切り後、4月下旬に市子育て支援課で候補5案を選び、5月上旬に市長、副市長、教育長、教育部長が採用名称を決定。結果は5月14日の市長記者会見で発表予定。
従来の「サンキッズカード」は、多子世帯を地域ぐるみで応援する色合いの強い制度だったが、新たなカードは妊婦や子育て家庭全体へと対象を広げる。制度の裾野を広げるこのタイミングで名称募集を周知の起爆剤にする。
■応募先及び問合せ先
住 所 :〒959-1192 新潟県三条市新堀 1311 番地
三条市教育委員会子育て支援課子育て支援係 電 話 :0256-45-1113