「道の駅SORAIRO国上(新潟県燕市国上)は13日、昨年7月から販売している「トマ味噌カレー豚丼」のレトルトパック売り上げの5%と、ことし1月に開かれた「国上塞の神」のさい銭、合わせて12万2936円を燕市の子育て・子ども支援に役立ててほしいと燕市に寄付した。

を合わせたもので、道の駅を起点にした地域貢献の取り組みが、今度は燕市の子どもたちへの支援につながった。
寄付金の内訳は、「トマ味噌カレー豚丼」レトルトパック販売の売上5%分の8万3021円と、1月18日に行われた「第19回 国上塞の神」のさい銭3万9915円。
道の駅SORAIRO国上は、燕市の公共施設として地域交流やまちの活性化、市民のシビックプライド醸成を目指し、地域資源と情報発信の起点となるよう取り組んでいる。今回の寄付もその一環で、「燕市の未来ある子どもたちに貢献し、いっそうの地域づくりに努めたい」としている。
13日、道の駅SORAIRO国上の指定管理者、よね蔵グループの(有)島と(株)いかの墨の中島敬二代表取締役や林美樹駅長が市役所を訪れて佐野大輔市長に寄付を手渡した。
佐野市長は寄付に感謝するとともに、道の駅SORAIRO国上が先に「全国道の駅大賞」で全国3位となったことを喜び、「燕市をより広めていただく活動を常にやっていただいている」と評価。道の駅が単なる休憩場所ではなく、燕市を知ってもらう入口になっていることに期待した。

また、かつては弥彦方面へ向かう途中の「経由地」という位置づけだった道の駅SORAIRO国上が、今では道の駅を目当てに多くの人が訪れる「目的地」になっているとし、「市内でもいちばん強いコンテンツ」と話した。
前日に燕市分水地区で行われた分水おいらん道中でも多くの観光客が道の駅SORAIRO国上に立ち寄ったと聞き、さらに燕市産業史料館で体験したり、まちなかを歩いたりすることで、市内周遊につながることにも期待を示した。
道の駅SORAIRO国上の話しでは、全国的な評価を受けた効果もあり、売り場の来場者が増えている。レジは4台体制で、繁忙時にはフル稼働するほどのにぎわい。大型連休明けからは地場野菜の販売も本格化する見込みだ。
寄付の原資のひとつとなった「トマ味噌カレー豚丼」は、燕市の学校給食で人気を集めたメニュー。燕市出身の料理研究家・村山瑛子さんが、燕市三つ星給食プロジェクトで子どもたちや給食センターのスタッフらと開発し、2018年度の学校給食の新たな定番メニューとして誕生した。

レトルト商品は、道の駅国上の食堂で人気を集めていたメニューを家庭でも味わえるように企画された。昨年7月から当面は道の駅SORAIRO国上で680円で販売。当初から売り上げの5%を燕市に寄付する計画だった。
市内の高校生や中学生が開発やアレンジにかかわったメニューを、道の駅が販売や商品化につなげている。吉田高校の生徒らがかかわった冷やし中華や、子どもたちが集まって考案した豚丼などが道の駅のメニューになり、子どもたちの励みにもなっている。
5月から新たな商品展開も予定。燕らしい食や地域の取り組みを前面に出しながら、来駅者に燕市の魅力を伝えていく。
佐野市長は「これからも燕市を広めていくところで頑張っていただきたい」と期待。道の駅SORAIRO国上も「またいっぱい寄付できるように頑張ります」と、地域のにぎわいづくりと子ども支援の好循環をさらに広げていく考えだ。