新潟県警三条署と三条市防犯協会は27日午後4時から三条市役所第2応接室で、特殊詐欺被害を未然防止した金融機関とコンビニ店に対し、三条署長と三条市長との連名で感謝状4件を合同で贈呈する。
表彰を受けるのは、架空料金請求詐欺芟セの未然防止で、(ア)大光銀行東三条支店(加藤希美子副支店長)と加藤希美子副支店長、(イ)三条塚野目郵便局(原稔局長)、(ウ)三条郵便局(竹花周二局長)と同局の吉田恭子窓口営業部主任の3件。さらにオレオレ詐欺被害未然防止でセブン-イレブン三条中新店(関正志オーナー)1件。
架空料金請求詐欺被害未然防止は、いずれも、スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)を利用した大手携帯電話会社のグループ会社をかたる架空料金請求詐欺による被害を未然防止した。
(ア)は、昨年12月13日に大光銀行東三条支店ATMコーナーで70歳代男性が携帯電話で通話しながらATMを操作していたため、加藤副支店長は特殊詐欺を疑い、男性を説得し警察に通報するなどして未然防止した。
(イ)は、昨年12月16日に三条塚野自郵便局ATMコーナーで70歳代男性が携帯電話で通話しながらATMを操作していたため、局員は特殊詐欺を疑い、男性を説得し警察に通報するなどして未然防止した。
(ウ)は、ことし1月11日に三条郵便局の窓口で30歳代女性が「未納料金の支払いをしたい」と申し出たため、窓口担当の吉田主任は特殊詐欺を疑い、上司に速やかに報告するとともに女性を説得し、警察に通報するなどして未然防止した。
オレオレ詐欺被害未然防止は昨年12月19日、セプン-イレブン三条中新店で70歳代女性が小包を持って「明日までに早く東京に送りたい」と慌てた様子で申し出たことから、店員は特殊詐欺を疑い、女性を説得して警察に通報するなどして、宅配便で現金を送付させる手口のオレオレ詐欺による被害を未然防止した。