16日の新潟県の県央地域は風雨が強く落雷が発生、ひょうが降ったところまであり、大荒れの春の嵐だった。
15日夜から風雨が強まり、16日は明け方にやや収まったものの夕方に向かって再びになり、日没少し前から急速に収まった。
風は西寄りで最大瞬間風速は15日が16.3メートル、16日は15.8メートル。16日に入ってから記録した雨量は午前6時までの1時間の2.5ミリを最高に累計11.5ミリ降った。
風雨が強まっている間、県央地域では各地でひょうが降って驚かせた。最高気温は4月上旬並みの13.5度だった。
台風を思わせるような強風で、週末にせっかく満開になったばかりのサクラの落花が進んだ。意外に花びらはちらなかったが、強風で花が付け根からもげ落ちたものが目立った。
「月に叢雲(むらくも)花に風」の言葉があるように、ただでさえ短い花の命をさらに縮めた。それでも満開になって間もなかったので、まだ花見ができるほど花をとどめる桜も多かったのが、せめてもの救いだ。
三条燕インターチェンジ前の桜並木もなんとか見ごろで、下に咲く白いコデマリの花と共演していた。
17日の新潟の予報は晴れ時々くもりで予想最高気温は22度と高くなりそうだ。