1963年(昭和38)に新潟県無形民俗文化財に指定された「三条神楽」の鑑賞会が5日(日)午後1時から3時半まで三条市中央公民館で開かれ、三条神楽を保存する三条市内6社が9舞を披露する。
三条神楽の保存、継承をと三条市と三条神楽保存会の主催で毎年、各神社で神楽が奉納される秋祭りが終わるタイミングで「三条かぐら鑑賞会」と銘打って開かれている。
三条神楽は、八幡宮(八幡町)、諏訪神社(田島)、中山神社(西大崎)、小布勢神社(上保内)、神明宮(神明町)、白山神社(塚野目)の6社に伝わる神楽の総称。岩戸開き神話を中心に古くから出雲大社に伝わる神事や神社の縁起を新たに取り入れた出雲神楽系統に属す。
山陰地方から北陸地方をへて三条の地に伝えられたと考えられ、 江戸時代の1811年(文化8)には、三条町八幡宮で神楽が舞われていたことが、古文書などに残る。
入場は無料。問い合わせ三条市生涯学習課文化財係(0256-46-5205)へ。