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松縄嘉彦燕三条JC理事長ロングインタビュー(1)(2000.12.21)
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松縄嘉彦理事長
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(社)燕三条青年会議所(松縄嘉彦理事長)は三条市と燕市の合併に賛成する有権者の署名活動を行い、10月31日、合併協議会設置請求書を両市の選管に提出。長い間、賛否両論が渦巻いた県央11市町村の合併問題は、21世紀を目前にして、その中核となるであろう三条、燕両市の合併という形で現実的な第一歩を踏み出した。
燕三条JCの果たした役割は大きく、これからも合併推進派が燕三条JCに寄せる期待も大きい。12月いっぱいで1年の任期を終える松縄理事長(39)に、合併を中心にこの1年を振り返ってもらった。インタビューは12月12日に1時間、行った。
11市町村合併を2市にしぼり込んだ理由は。
当初から決して三条と燕にしぼり込んだ活動ではないです。今回、三条と燕にしぼり込んだのも、今までは県央11市町村という話の中で皆さんやはり総論賛成、しかし各論反対に回られると。であれば、産業の核である三条と燕がまず一緒になってその後、11市町村が一緒になりませんかという、私どものPRも悪いんですけど、あくまでも県央全域を見据えた合併のなかの最初の動きです。
とりあえずひとつの段階は終わった。今まで提言しかやってこなかったが、合併特例法が2005年の時限立法ですから、その場になって大変だって動いても何もできませんから、とにかく早め早めに行動を起こそう、そういう感じです。
新潟、長岡、上越に対して県央がどういう位置づけになることに期待するか。
事業、会社経営に携わっているメンバーがほとんどですから、自分で稼いで納めた税金は自分たちのために使ってほしいねっていうのが、損だ、得だということになればそうです。僕らの納税が決して新潟、長岡、上越に分配されるんじゃなくて、もっとこの県央地域に目を向けていただきたいな、と。それは本音の部分ではあります。
あくまでも例えばですけど、工場で事故が起きたと。そのときに今はいろいろな病院にたらい回しにされるわけです。救急救命センターの問題ひとつ取り上げても新潟にあり、今回、長岡の日赤でも非常に大きい病院になったと思うんですけど、また、今度、上越につくる、と。ここら辺で本当に汗水流して働いている会社の人間にとっても、そういうものをつくってもらいたいと思います。
私どもはいろいろ発言させていただいているなかで、この地域が埋もれないために合併以外の手段があれば教えてくださいと、そういう発言を繰り返ししているはずです。合併すれば良くなるものじゃないというご意見も確かにあると思うんです。ただ、僕らはあくあまでも一手段、方法としてこういうものを考えてるんで、これ以外に何かあれば教えていただけませんかと、それは常々、口にしています。
県内において三極以外の地域が切り捨てられていいのかっていうことになれば、まったくそうではないわけで、じゃあ、そうしていくためにはどういう手段があるかっていうことでは、ある意味、自前でやってゆける体力をつけなきゃいけないという発想です。
あまり言うと怒られるんですけど、今までの三条、燕の中央の商店街はこれからもさびれる一方でしょう。それはご努力されてるんでしょうけど、20年前、30年前と何ら場所も形態も変わらないと。私ら事業経営してる人間というのは、自分の責任においてですけど、いろんな場所を移ったりとか、やっぱりやってたわけですから、何ら場所も動かずに中央がさびれるから、どうしてくれ、ああしてくれと言うのは間違いと思うんですね。
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