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三条市須頃の獅子舞保存会と燕市の小池獅子舞神楽保存会が祝舞を披露して祝賀ムードを盛り上げてると、いよよテープカットだ。 橋の幅一杯に作った高さ約4mのゲートには、横に「県央大橋」、柱は中央に「新潟県」、左に「燕市」、右に「三条市」と大書。燕、三条の両高橋市長など13人が紅白のテープにはさみを入れると、ファンファーレ、ざっと2,000人の市民の拍手、そして花火が青空に割れた。 今度はくす玉割りで、燕市とは縁の深い三保ヶ関親方(元大関増位山)夫妻も加わって2つのくす玉をそれぞれ6人ほどで紅白のひもを引いて割ると「祝 県央大橋開通」の垂れ幕が下がった。 今度は渡り初め。木遣り唄を先頭に燕6組、三条1組の計7組、42人の三代夫婦が紋付きはかまなどで進んだ。さらに燕市の燕南幼稚園、燕南小学校、燕市交通安全母の会、飛燕太鼓、よさこいソーラン、燕千人みこし、三条市の須頃保育所、大崎小学校が続いた。鼓笛隊などの“鳴り物”も多かった。 約220mの橋の両側の歩道は、市民でいっぱいになった。一足早く祝杯をあげて顔を真っ赤にしている人もおり、まさにお祭り騒ぎのにぎやかさだった。 県央大橋は中ノ口川の燕橋の上流側に架かり、左岸の燕市大曲と右岸の三条市須頃を結ぶ。取り付け道路を含めた工事区間は1kmで、橋りょう部分は220m。全体が片側2車線で、総工費は23億円。 物流センターや燕市と吉田町の境界に広がる工場団地から三条燕インタを往復する車は燕橋を通っているため、燕橋は慢性的な渋滞となっているが、県央大橋の開通で渋滞の緩和が期待される。 しかし、県央大橋から先はやはり渋滞する燕三条駅前通りの国道289号線に合流するので抜本的な解決にはならないが、2005年を目標にJR弥彦線下を抜けて三条燕インタへ直結させる工事を進めている。 それが完成して初めて県央大橋の効果が大きくあらわれるわけで、県央大橋の開通は、その最初のステップといえる。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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