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燕市でごみ有料化を前に駆け込みごみ捨て、収集所は積み残し(2002.9.26)
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燕、吉田、分水、弥彦の4市町村で構成する新潟県中央衛生センター組合は、10月1日からごみを有料化する。これを前に燕市では、燃えないごみの無料回収の最終日となった25日、ふだんの4、5倍のごみが出され、1日では回収しきれずに26日も回収を行った。
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25日に出された大量のごみで積み残されて26日もごみが残った燕市内のごみ収集所
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これまでごみを無料で処理してきたが、10月1日からサイズによって1枚10円から45円の指定袋を購入、それにごみを入れて出さなければならない。
燕市は25日、燃えないごみの無料回収の最終日となった。これを逃すと次回から燃えないごみは有料で出さなければならないだけに、いわば駆け込みのごみ出しが殺到。この日に出されたごみは、燃えないごみも含めてふだんの4、5倍にものぼった。
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燕市が配付したごみ有料化を知らせるちらし
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とても1日で回収しきれる量ではなく、燕市内の収集所の多くでごみの積み残しが発生。翌26日もごみ収集を行った。
10月になってもこれまで通り無料回収する缶や雑誌など資源ごみや、中央衛生センターに自己搬入しなければならない布団やタンスといった粗大ごみ、さらには家電リサイクル法対象品目のテレビや洗濯機まで捨てられた。
駆け込みのごみ出しのどさくさにまぎれて何でもかんでもごみに出したという状態。量が多いだけならともかく、これには市担当者も頭をかかえており、「ほんの一部の人なのでしょうがモラルの問題です。みなさんのご協力をお願いしたい」と、市民の善意にすがるよりほかない。
また、粗大ゴミの無料自己搬入は30日まで行う。受け付けの市生活環境課では、10日ほど前から1日にふだんの10倍、ざっと200件の申し込みがあり、有料化に関する問合せも含めて朝から電話が鳴りっぱなしで対応に追われている。
ごみの減量化、分別の徹底、負担の公平などを目的に県内111市町村のうち、すでに58市町村がごみを有料化している。燕市では有料化を前に市内全戸に可燃ごみ指定袋を大、中、小、極小、各サイズ3枚ずつと不燃ごみ指定袋を大、中、小、各1枚ずつ合計23枚の「お試しセット」を無料配布しており、これが駆け込みをあおった側面もあるようだ。(燕市HP)
■関連リンク
県中央衛生センター組合が10月からごみ有料化(2002.7.4)
ごみ有料化のお知らせ有料化(燕市HP)
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