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加茂美人の湯がオープン、初日は700人が入館(2002.11.25)
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加茂市が総事業費18億円を投じ、温泉脈探査から6年で完成した日帰り温泉施設、加茂市市民福祉交流センター「加茂美人の湯」=加茂市宮寄上=が24日オープンし、午前10時から竣工式を行って完成を祝った。
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加茂市市民福祉交流センター「加茂美人の湯」のテープカット
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竣工式には約120人が出席し、小池市長は「施設は加茂市だけでつくれるものではなく、皆さんのご支援あってこそ」と感謝し、「末永く市民に愛され、近郷近在の人たちにも愛され、共存共栄させていただければありがたい」とあいさつした。
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大広間で式典
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来賓の平山征夫県知事代理の県総合政策部長や大渕絹子、森ゆうこ、黒岩宇洋代議士、金谷国彦県議、樋口浩二市議会議長がそれぞれ祝辞を述べたほか、テープカットや工事関係者へ感謝状贈呈、万歳三唱を行った。
温泉は61.4度(外気温25度時)で湧出量は毎分112リットル、水素イオン濃度ph6.7。泉質は硫黄、ナトリウム、塩化物強塩温泉を含み、適応症は糖尿病、高血圧症、慢性皮膚病、神経痛など。
大浴室が2つあり、1日ごとに男女を入れ替える。それぞれが大浴場と泡風呂を備え、いいずれかにジャグジーか濁流風呂、ミストサウナかウェットサウナがある。
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満々と湯をたくわえた大浴場の外に粟ヶ岳の白い稜線が青空に映える
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大浴場、ロビー、大広間は総ガラスを通して粟ヶ岳を間近に望むことができ、ダイナミックなロケーションを生かした設計も大きな魅力だ。
年間の入館者目標は20万人で、24日は午後2時のオープンから9時半の閉館までに700人が入館。オープン時には受け付けに数百人の行列ができるにぎわいだった。
また、小池市長はあいさつで「掘ってみたところ濃い温泉で、ふつう1リットルの水を蒸発させると、2グラム残れば立派と言われるが、22グラム残る温泉。効能のある成分が7種類も入っているという良すぎる温泉で、良すぎると欠点もある」。
成分が多いと温泉をくみ上げるパイプに結晶ができやすく、それを除去する水処理施設を作らざるを得なかったという。
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加茂市市民福祉交流センター「加茂美人の湯」周辺の略図
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■関連リンク
「加茂美人の湯」が24日オープン(2002.11.15)
加茂市公式ホームページ
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