(4)建設分野
○土地利用計画の推進
- 新市誕生を契機に、住宅地工業地域、農業地域等のゾーニングを定め、美しいまちづくりを推進するとともに、必要となる基盤施設の整備を促進し、環境の改善を図ります。また、人自増加も視野に入れた良好で安価な住宅を供給するニュータウン計画を進めます。
- 一方、市民生活においても、楽しく農業できるような市民農園、憩いや景観創出の場としても農地も活用します。
○憩いの場としての公園の整備
- 既存の公圃の見直しを含め、緑あふれる憩いのある都市空間を整備します。その際に、遊具ありきの公園ではなく、自然と共存する公園(自然体験のできる公園)など、そにあり方から検討します。また、地域のお年寄りから子育て中の方、子どもまでどなたでも寄っていただける憩いの場所という観点から整備します。
- 一方、国上山や大河津分水路のように、自然の眺めや四季の移ろいに、心のゆとりを実感できる公園・観光地を整備するとともに、燕・吉田・分水地区からのアクセスの良いところに3市町の住民共有の憩いの場、ニューヨークの「セントラルパーク」のような公園を整備します。
- さらに、既存の公園の有効活用を図り、中ノ口川河川公園、交通公園、ふれあい広場、大河津分水公園等のネットワーク化を図ります。さらに、地域のお年寄りから子育て中の方、子どもまでどなたでも寄っていただける憩いの場所を整備します。
○下水道等の整備
- 財政面に配慮しながら、公共下水道の他、農村部における農業集落排水の整備、合併処理浄化槽等の下水処理施設の整備の推進で、生活環境の向上を図ります。
○ユニバーサル・デザイン(バリアフリー化):モノだけでなく心も!
- すべての都市計画に「ユニバーサル・デザイン」(バリアフリー)を取り入れ、体の不自由な方も健常者と同様に自由に出かけられるようにします。さらに、住民の意識にも、ユニバーサル・デザインの心を育てます。
○意味ある「道」の整備
- 道路というよりは、それぞれをつなぐ「道」をつくっていきます。主に市民の生活に必要な道、経済を優先する道づくりを進めます。
- 3市町を結び、新市で速やかに交流のできる道路、安心。安全の確保できる道路を整備します。
○良好な都市景観の創出
- 景観はまちづくりの基本であり、よい景観のあるまちには多くの人が訪れることから、新しい道には必ず並木も整備するなど、景観を考えた都市づくりを進めます。
○みんなに優しい公共交通
- 新市巡回バスを整備することなどにより、子どもや老人のことも配慮した公共交通の確立を目指します。
- このバスにより、各地の福祉施設や憩いの場となる公園等へ行けるようにします。
○地球環境に優しいまちづくり
- 地域の環境だけでなく、地球環境にも優しいまちづくりを推進するために、小型水力発電、太陽光発電、風力発電等の新エネルギーの積極的な導入を図ります。
- また、ごみの分別やリサイクルの推進を図り、資源を有効に利用するまちづくりをめざします。
○その他
- 都会へ出ていく人を減らすために、国立や県立の学校等の施設の誘致を図ります。
- 有線か無線のテレビ局等の整備により、地域の情報化を進めます。
【主要プロジェクト】
○燕・分水・吉田を結ぶ地域間幹線道路の整備
○将来の発展と住みやすさを考えた土地利用計画の策定
- 低価格な市営ニュータウンを整備し、人口増加へはずみをつけます。
○憩いの場「国上」「大河津分水路」の整備
○若年層をターゲットにした「施設」の充実・整備
○身体の不自由な人も誰でも集う、うるおいのある広場の整備
○下水道等の整備
- 財政面にも配慮しながら、最適な方式の検討から始めます。
○新エネルギーの導入