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三条市の新しい国際交流員に前任者の旧友、カナダのワタベ・ポールさん(2005.8.5)
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三条市は、新しい国際交流員としてカナダのワタベ・ポールさん(28)に辞令を交付した。
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三条市の新しい国際交流員に就いたワタベ・ポールさん(左)
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午前9時半に市役所市長室で高橋一夫市長からワタベさんに辞令書を手渡した。ワタベさんは、カナダ・ハミルトン市生まれで、両親は日本人。両親の実家がある埼玉や鹿児島を訪ねて中学生までに数回、来日している。
トロントのライアソン大学を卒業。青少年の国際理解を目的に海外の滞在と一時的な就労の機会を与えるワーキングホリデーを利用し、スウェーデン、ニュージーランド、イギリス、オーストラリアなどに住み、写真印刷やユースホステルの受け付け、マネジャー、スーパー、皿洗いとさまざまな仕事を経験した。
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三条市の新しい国際交流員に就いたワタベ・ポールさん
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今回は、日本の外国青年招致事業・JETプログラムに応募して三条市の国際交流員に選ばれた。三条市の国際交流員はワタベさんで4人目。前任者のチャン・テッカさん(28)とは同郷で、子どものころからの知り合いだった。 チャンさんは三条夏まつりを見てから帰国しようと、まだ三条市に滞在しており、ワタベさんは来日し、三条市で十数年ぶりに旧友のチャンさんに会ったと言う。 カナダの公用語は英語と仏語だが、家庭では日本語が公用語。日本語の会話も容姿も外国人離れ?で、長い黒髪を後ろに束ね、ひげをたくわえたワタベさんは「敬語や丁寧語、音読みや訓読みなど文字の読み書きは、これから勉強します」と話し、謙虚な姿勢も日本人そのものだ。 ワタベさん総合政策部政策推進課に配属され、国際交流関係事務の補助、市職員や市民に対する外国語の指導、地域住民の異文化理解のための交流活動への協力などを行う。
また、出前講座の企画指導は、何ができるか考えており、子どものころから続けるバイオリンは指導が難しく、アイルランドのダンス指導などを考えていると話していた。
関連リンク
三条市国際交流員のチャン・テッカさんが任期終了を前に市長に離任のあいさつ(2005.7.25)
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