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若者の就職を支援する三条市での職人塾に県内外から14人が参加、鍛冶職人に学ぶ(2006.1.27)

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若者の就職支援を図る新潟県ジョブカフェ事業の一環の「職人塾」が27、28日の2日間、三条市で開かれており、県内外の若者14人が参加して講話を聞いたり工場を見学したりと、三条の鍛冶職人に学んでいる。

27、28の2日間、開かれている職人塾で(株)マルト長谷川工作所を見学する参加者

27、28の2日間、開かれている職人塾で(株)マルト長谷川工作所を見学する参加者

新潟県ジョブカフェ事業は経済産業省の委託事業で、県内に若年層の雇用関連サービスが1カ所でまとめて受けられるセンターやサテライトがを設置されており、「職人塾」もそうした取り組みのひとつ。

今年度は「世界が認めるプロフェッショナルをめざせ!」をテーマに5回開かれ、最初に燕市、続いて長岡市で2回開かれ、今回で4回目。参加者は30歳代半ばくらいまでの仕事を探している人やフリーター、学生で、1回目の受講者が燕市の研磨業に就職する成果を上げている。

今回は、地元三条市をはじめ県内や遠くは東京や千葉から24歳から34歳までの14人が参加。初日27日は、午前10時から三条市勤労青少年ホームで県央マイスターの利器工匠具製造の職人、小林由夫さんの講話を聴き、午後から(株)マルト長谷川工作所と(株)山村製作所を見学した。

参加者は自己紹介で「もの作り全般に興味があり、自分の肌にあうものが見つかればと参加した」、「転職を考えて前の職場を退職したが、再就職する勇気がない」とそれぞれの就職に対する思いを話した。

工場見学した(株)マルト長谷川工作所では、長谷川直社長から「機械だけではどうしてもいいものはできない」、「最後は職人の技術」と熟練した職人技の大切さを聴き、ペンチやニッパーの鍛造から包装に至る製造工程を見学し、その職人技を目の当たりにした。

翌28日は、新潟県央マイスターの川崎勝司さん=部品検査技術=の講話、三条鍛冶道場でやはり新潟県央マイスターの坂井源一館長の講話を聴き、和釘づくりも体験する。

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