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三条商高商業クラブが県の商業クラブ研究発表大会で最優秀賞、初の全国大会へ(2006.9.11)
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夏休みに地元商店街の空き店舗で「三商ベーカリーいかぱん屋」を開いた県立三条商業高校の商業クラブ(生徒有志10人)が8日、新潟市で開かれた第13回新潟県高等学校商業クラブ研究発表大会で最優秀賞を受賞し、全国大会への初出場を決めた。
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第13回新潟県高等学校商業クラブ研究発表大会で最優秀賞を受賞した三条商高商業クラブの生徒。「三商ベーカリーいかぱん屋」を開いたときのスタイルで。
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同大会は全国高等学校生徒商業研究発表大会の県予選大会を兼ねて毎年開かれており、商業高校生が地域の商業活動および産業経済、商品、企業会計など商業に関する調査研究を行い、12分間の制限時間で発表。ことしは、県内の商業高校5校が出場した。
三条商業の商業クラブは、同大会への出場を目的に地元の伝統、文化の学習を通じて地元の良さを再発見しようと活動している生徒有志のクラブ。同大会への出場は今回で4回目。
今年度は、商店街の活性化を考えようと、7・13水害のあった一昨年まで同校裏手の五十嵐川河川敷で行われた三条凧(いか)合戦をヒントに「タコじゃないよ。イカだよ」をテーマに、地元のパンメーカーの協力を得て商品を企画開発。三条市の一ノ木戸商店街の空き店舗を利用した貸しスペースで期間限定の店を開き、オリジナル菓子パンを販売した。
ちらし配布や出張販売、短期間ながら動きが悪くなった商品は改良して発売するなど販売促進に工夫を凝らし、営業した約1週間は毎日500個を完売した。
発表では、仕入や販売計画、売上分析などを研究してパワーポイントを使ってプレゼンテーション。審査員からは、机上の研究ではなく、高校生らしい研究と発表と評価を受けた。全国大会は11月15、16日に鹿児島市で開かれる。
発表担当の2年生田辺瑠実さんは「商品開発から販売まで1から自分たちでやるのはなかなかできないこと。やって良かった」。全国大会では「緊張せずに、自分なりに発表できればいいな」と話し、メンバー全員で初出場を喜んでいる。商業クラブメンバーは次の通り。敬称略。
▲山田征史(3年)▲西山裕之(同)▲中松公士(同)▲帰山陽子(同)▲加藤優(2年)▲田辺瑠実(同)▲土生裕二(同)▲五十嵐美咲(同)▲多田愛美(同)▲佐藤拓也(同)
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