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本寺小路に街灯や電飾に代えてあんどんがともる(2006.10.1)
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三条市の繁華街、本寺小路の活性化を図ろうと9月30日夜、本寺小路に人工の光に代えてあんどんのあかりを灯すイベント「本寺小路あかり物語第二章」が行われ、訪れた市民は遠い昔の本寺小路の夜の雰囲気を楽しんだ。
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9月30日夜、本寺小路あかり物語第二章が行われた本寺小路、中央付近の横に流れる光はちょうちん
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昨年に続いて三条商工会議所サービス業部会が行ったもので、昨年は手づくりのタケのあんどんを使ったが、今回は継続して使えるように鉄製のあんどん400個を新調。その製作費は1個5,000円で協賛を募ったところ、本寺小路沿いや周辺の店舗、市内の企業や個人からイベントの数日前までに400個すべてを協賛してもらった。
午後6時から10時まで本寺小路と周辺道路を車両通行止めにし、あんどんの点灯は7時から9時まで。本寺小路の両側にあんどんを一列に並べ、中に納まったアルコールランプに火をつけた。
あんどんは幅、奥行きとも15センチ、高さ50センチの金属製で朱に塗られ、正面には協賛者名のプレート。街頭や看板などの電気照明を消した通りに、あんどん上部の格子に張った紙を通すやわらかい明かりが足元をぼんやりと照らした。
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店先に大きなあんどんを飾る店も
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通りは、すれ違う瞬間にようやく人の顔がわかる暗さで、大通りから三条別院まで、約250メートルの本寺小路に並ぶ誘導灯のような光の列に、訪れた人は「いいもんだね〜」とうっとり。
浴衣にちょうちんを持って歩く人もおり、「きれいらね〜。着物来てくればよかった」と話す近くに住む人や、「もうちょっと明るいともっといいね」と南四日町から散歩がてらに訪れた夫婦連れ。
イベントを知らずに訪れた男性は「わざと消してたんだ〜。知らんかった〜」など、それぞれにいつもと違う「本寺小路」を楽しんでいた。
また、今回は通り沿いや近くの飲食店数件が店舗前にテーブルやいすを出して、飲み物を販売。肌寒さもあったが、あんどんとキャンドルと月明かりを頼りにカクテルやビールを静かに飲んで秋を味わう人もいた。
関連リンク
30日夜は本寺小路の電気照明を消してあんどん400個を灯す「本寺小路あかり物語第2章」(2006.9.29)(新しいウィンドウで開く)
30日夜にことしも「本寺小路あかり物語第二章」、新調するあんどんの協賛者を募集(2006.9.12)
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