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国定三条市長、市内マンションの耐震偽装問題で田村水落設計と会う考えはないと明言 (2007.4.17)
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三条市内のマンションで耐震偽装があったと発表した三条市に対して構造計算を行った田村水落設計の元1級建築士が「偽装ではない」と同市を訪れたことについて、国定勇人三条市長は17日午前10時から行った定例会見で、これまでに田村水落設計の見解を聞いたうえで判断したもので、あらためて事情を聞くことはなく、耐震偽装の判断を変えるつもりはないと明言した。
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17日行った定例会見で市内マンションの耐震偽装問題について話す国定三条市長
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国定市長は、昨年12月に耐震性に疑いがあると認識して以後、三条市を訪れた水落元建築士と3回会って見解を聞いたと説明。それらも含めて耐震偽装と判断し、12日に発表したとして、「あらためて水落氏から事情聴取する予定はございません」、「0.85(市の示した耐震強度)という数字をこれからもまったく変えるつもりはございません」と述べた。
また、市の発表と同じ日にアパ(株)はホームページで全面的に市の主張を受け入れるとの趣旨の発表し、実際に改修計画の策定に向けて取り組んでいくと聞いていると加えた。
13日に来庁した水落元建築士に会わなかった理由については、直接的な理由は公務としたが、「われわれとしては事前にアポイントがあったとしても今後、会うつもりはございません」、「これ以上お会いしても、何も生み出されない」との考えを示した。
14日にアパ主催の住民説明会が開かれ、住民からの要請で市も参加したことを明かした。アパは自社で改修を負担すると説明し、住民側からしっかりした補修の要望を受けて、きっちりとした改修計画を出すと回答があったと説明した。
国定市長は、「われわれとしても知り得た情報はできる限り住民の方々と共有していきたい」と、今後、提出される改修計画などを精査し、住民の立場に立って対応する考えを示した。
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