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9日の第6回三条市美術展開場式での三条東高書道部による書道パフォーマンスを前に前日8日、会場準備とリハーサル (2010.10.8)
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三条市体育文化センターを会場に開かれる第6回三条市美術展(市展)の初日9日午前9時から行われる開場式で、初めての開場式イベントとして書道パフォーマンスを披露する県立三条東高校(須佐尚子校長)書道部(山田里穂部長・部員18人)は前日8日、会場で準備とリハーサルを行った。
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第6回三条市美術展の開場式で書道パフォーマンスを披露する三条東高校書道部が準備とリハーサル
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パフォーマンスは先に同校文化祭でも披露、制作した4点のうち、5×7メートルの紙に2年生10人で書くものと、5×10メートルの紙に部員18人全員で書くものの2点を開場式に出席する人たちの前で再び制作する。もちろん、市民の見学も大歓迎だ。
会場は2階の剣道場。生徒は午後から準備に訪れ、同部顧問の土田希代子教諭を先頭にまずビニールシートを敷き、その上に紙を敷いた。これほど巨大な紙はなく、使うのは裏打用の幅1メートル、長さ100メートルのロール紙。これを並べ、のりで張ってつなげて一枚の巨大な紙にした。
次は文字をバランス良く配置するために、実際に筆を動かしている状態をイメージしながら、鉛筆で位置取りの線を書き、最後は本番と同じ段取りで音楽を流しながら墨のついていない筆を動かしたり、整列したり、移動したり。一年生も大急ぎで部の紹介文を作成した。
同校ではこの日、2学期の中間考査が終わったばかりで、解放感は満点。中学校では剣道部でこの剣道場で市内に大会に出場した生徒は「中学校ぶり」と懐かしそう。紹介文を作っている一年生に「あ〜勉強してる!」と茶化されたりで、「キャッキャ感」にあふれる和やかムードだった。
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実際に筆を動かしている様子をイメージして鉛筆で位置取り
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部長の3年生山田さんは、「すごい楽しいですね。久しぶりなんで。1週間ぐらい筆をさわっていないんで、大丈夫だとは思うんですけど、こんなに(見学席が)近くだと思わなかったので、すごい緊張しますね」と、緊張感をも楽しんでしまおうという意気込みだ。
土田希代子教諭も「すごい緊張するんじゃないですか」と、生徒が学校の外に出てどれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみにしていた。
準備は万端。あとはひとりでも多くの人がパフォーマンスの見学に訪れてくれるのを待つばかりだ。
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