燕市成人式実行委員会が新成人が寄せた義援金約9万円と応援メッセージ約300人分を鈴木市長に届ける (2011.3.21)

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燕市成人式の新成人9人を委員とする燕市成人式実行委員会(近藤彰太委員長)は21日、前日20日の成人式で新成人から寄せられた東日本大震災への義援金9万3,277円と応援メッセージ307人分を鈴木力市長に手渡した。

左から成人式実行委員の外山さん、丸山さん、実行委員長の近藤さん、鈴木市長
左から成人式実行委員の外山さん、丸山さん、実行委員長の近藤さん、鈴木市長

午前10時半に委員長の長岡大学2年近藤彰太さん(20)=燕市五千国=をはじめ市職員外山敬太さん(20)=同市中央通1=、同丸山大地さん(20)=同市吉田曙町=の3人が市役所を訪れ、鈴木市長に義援金と応援メッセージを手渡した。

近藤さんは久しぶりの友人との再会で盛り上がったようで、声を枯らしていた。鈴木市長は自粛ムードのなかでの成人式であることはもちろん、天気や余震も気がかりで、「不安のまま早く2時になれ、早く2時になれと思ってた」と開式前の胸の内を明かした。

被災地への応援メッセージを新成人から集め、第2部で披露するプログラムは急きょ追加したもので、「やっぱり第2部のメッセージは良かったね」と鈴木市長が新成人をほめれば、横から藤沢健一教育長が「市長が泣いてましたよ」とちくって大笑いに。それに続く燕市成人式メッセージソングを紹介したときのことを振り返って鈴木市長は「歌が流れたときなんかもう最高潮だったんですよ」。

成人式開催のためにともに戦った仲間のように話す鈴木市長と実行委員
成人式開催のためにともに戦った仲間のように話す鈴木市長と実行委員

実行委員が力を合わせて成人式を運営したことに鈴木市長は、「協力し合ってね、おとなだて、もう」。「燕のためならず、日本のためにぜひ頑張ってください。君たちならやってくれると思います」と、鈴木市長と藤沢教育長は3人と順に握手して見送った。

義援金は成人式会場に募金箱を設置して寄付を募った。応援メッセージは成人式まで残り4日となってからはがきを発送したにもかかわらず、成人式の対象者848人の3人に1人以上、当日出席した672人の半数近くがメッセージを寄せたことになる。

応援メッセージは拡大コピーして市内の避難所に掲示する。また、実行委員3人はこのあと避難所の訪問に向かった。

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