この夏の計画停電の回避、節電のために環境省が「スーパークールビズ」を推進していることから、ケンオー・ドットコムではFacebookのクエスチョン機能を使って「公務員のスーパークールビズ、どこまで許せる」というタイトルで回答を募集した。
14日行われた定例記者会見で国定勇人三条市長は、会見のほとんどの時間をこの夏の計画停電、節電関係に費やした。その後の記者からの質問で、国定市長のスーパークールビズに対する考えをただすのをうっかり忘れた。
失礼を承知でツイッターで国定市長に公開質問したところ、ありがたいことにリプライをいただいた。役所にはまだスーパークールビズに対する抵抗があり、「実際に暑くなるまで、様子を見てみようと思ってます!」とのこと。
鈴木力燕市長も先の会見で、冷房も稼働していない今から慌ててスーパークールビズに取り組む必要はないといった考えを示した。御意。何の反駁もできないが、こういう仕事をしていると少しでも早く答えを聞きたいと思うのもまた事実。煮え切らない市長に業を煮やしてということではまったくないが(笑)、市民はどんな意識かちょっと知りたくなった。
本格的にアンケートをとるほどのことではない。何かいい手はないかと思いついたのが、ケンオー・ドットコムのFacebookページを利用したFacebookのクエスチョン機能。回答の選択肢を用意して答えてもらい、集計できる。これくらいの手間なら割に合うなと、質問した結果を集計したのが、次のグラフだ。
質問は「【公務員のスーパークールビズ、どこまで許せる】 ということで、皆さんなら公務員のスーパークールビズ、具体的に何が許せますか?。複数選択可能で許せるものをチェックして教えてください!。」。18日夕方までの2日間の回答を集計、上位10位をグラフ化した。
はじめに10個ほど回答を示したが、あとになって回答者が回答の項目をオプションとして追加できることがわかり、結局、項目は21になった。2日間の回答の合計は853票。投票した人数ではなく、回答にチェックした分の票の合計数のようだが、想像をはるかに上回る数だった。
「ポロシャツ」(167票)の1位は予想通り。「スニーカー」(118票)の2位は意外に高く、3位の「ネクタイ無し」(100票)は想定外。「ネクタイ無し」はすでに夏の市役所では定番化している。市民には今もネクタイを締めているというイメージが強いのか、それだけ市役所は縁遠い存在なのか。いろいろ考えさせられる。
その下に続く「ジーンズ」(78票)、「アロハシャツ」(67票)、「チノパン」(62票)、「Tシャツ」(61票)あたりまでが一般的な許容範囲の限界か。「サンダル」(36票)、「短パン」(32票)、もちろん「浴衣」(20票)はアウトなようだ。
もっともこのアンケート、回答者のターゲットがまったくしぼれていない。言えるのは、回答者にはケンオー・ドットコムのFacebookページを「いいね!」してる人が多いというていど。県央地域外に住む人も多いだろうし、男女別や年齢別の構成比はまったく考慮されていない。この結果を分析することにほとんど何も意味はないが、それでも大まかな傾向は把握できるし、考えさせられたり、人によっては何らかの気付きを得られたりするかも。
市役所のスーパークールビズの指針を定める参考になれば幸い。もっともこのクエスチョンをつくるのに5分、10分くらいしかかかっていない。もちろん無料。集計結果の精度や信頼性はさておき、アンケートの設問作成にかかる作業時間を含む費用対効果が抜群であることだけは確かだ。