1月の三条マルシェは初めての屋内開催。三条市厚生福祉会館と道路をはさんで向かいの市役所第1庁舎低層棟を会場に29日午前10時から午後3時まで「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が開かれ、「1月はあったまるしぇ」をテーマに個性あふれる38店が店開き。県内から5つのゆるキャラも集結して寒さを吹き飛ばす。
同時開催の「さんじょうスイーツフェア」の出店も含め、三条市厚生福祉会館に20店、同会館前駐車場に8店、低層棟に10店が並ぶ。うち10店が初出店だ。
冬の寒さには温かい食べ物をと「あったまるしぇ」。たこ焼きやたい焼き、焼きいも、芋煮や水餃子、野菜スープ、たれカツ丼とあったかメニューをラインナップ。スイーツでもでも三条産のイチゴ、キウイ、レクチェを使ったホットスイーツもお目見えする。
市内商店街が三条の食材を生かして共同開発したオリジナルブランド「三条街(さんじょう)」の3商品、カレー味とチーズ味が楽しめる「三条揚げ」(210円)、麩(ふ)とクルミを使ったクッキー「クルミの麩ッキー」(315円)、三条産米粉百パーセントのスポンジにキャラメリゼをサンドした「キャラメルサンドカステラ」(315円)も販売する。
食べ物以外にも、これまで通り、手作りクラフト、おしゃれ雑貨・衣料、お楽しみ&ヘルシーと分類した出店がある。さらに産地直送として、前回も大好評だった玉ノ井部屋力士が作るあったかチャンコ鍋、さらに妙高市・道の駅あらい、十日町商店街PRブース、福島県・南相馬市もそれぞれの特産品や民芸品の販売やPRを行う。
市役所正面玄関前では、南四日町1・2丁目の老人クラブ「熟年いこいの会」と玉ノ井部屋の力士が午前11時、午後0時半、同2時の3回、もちつきをして、ついたもちを1個50円で販売する。
厚生会館ステージでのイベントも盛りだくさんだ。目玉はゆるキャラで、スキー発祥百周年を記念した新潟県のレルヒさんをはじめ、三条市のエコちゃんサンちゃん、妙高市のミョーコーさん、十日町市のネージュくん、上越市の上越忠義隊けんけんずが集結する。
午前10時半から「ゆるキャラPRタイム&人気投票」、午後2時半からの「ゆるキャラ抽選会」では投票用紙を抽選し、ゆるキャラ出演の各市が5人分ていどの賞品を用意。また、人気投票を集計して1位になったゆるキャラには自分のまちをPRしてもらう。
ほかにも三条高校ダンス部と親子劇場ダンスチームMANAによるHIP HOPダンス、健康づくり課の抽選会、ケンオー・ドットコムによる今春の燕市・分水おいらん道中でおいらん役を務める上田智世さん=燕市=の紹介もまじえたUSTREAM生中継と出店者インタビュー、きよ里withトシ遠藤の演奏、地元の高校生のお笑いコンビ「神楽」が率いるお笑い笑健ライブなど盛りだくさん。
さらに午後2時からカレーラーメンの歌壮行会で、2月12日に福岡県福岡市で開かれるバンドコンテスト「熱血!オヤジバトル」の決戦ライブに『燕三条カレーラーメンの歌』で出場する燕市のトリオバンド「矢代秀晴 & South Hills(サウス・ヒルズ)」を激励する。
三条マルシェは一昨年から三条市の地産地消&中心市街地活性化イベントとしてスタートし、今年度は5月から10月まで毎月開かれ、11、12月と休んで今回が今年度最終回の7回目の開催となる。過去最大規模で開いた前回は111の出店があり、来場者は6万2,000人を数えるエポックメーキングともいえるできごとともなった。
今回は屋内でスペースが狭いため、逆に出店を三条市内にある事業者や団体にしぼり、ぎゅぎゅっと凝縮して楽しんでもらう。駐車場は市役所駐車場と三条信用金庫が利用できるが、三条地域振興局を駐車場として午前9時20分から午後3時半まで20分間隔で無料シャトルバスも運行するので利用を呼びかけている。
また、前日28日は午後2時から三条市厚生福祉会館前駐車場で「三条マルシェ前日祭 雪で遊っぺ〜」が開かれ、東日本大震災で三条市内に避難している人たちと一緒に雪灯ろうを作って交流するので、市民の参加を待っている。