民主党・蓮舫氏
2日は加茂リオンドール前で4区・菊田氏の街頭演説に民主党参院議員の蓮舫氏。久しぶりの青空だ。蓮舫氏の演説はこれまで何度か聞いているので、それほど新鮮味は感じなかった。元タレントだけに、言葉の力、伝える力はさすが。聴衆からやじが飛び、それに支持者が言い返す場面もあってざわついた。北朝鮮と中国の小旗やプラカードを掲げて民主党を批判する人もいた。
自民党・小池百合子氏
6日に三条市の和楽前、4区・金子氏の応援で自民党の小池百合子氏。この日も強烈な寒波のなか、小池氏は「姉貴分のわたし」と自己紹介。民主党政権の実績を批判し、自民党の歴史の重さを強調した。「梨園の妻のよう」と茶化す人もあったが、田舎ではちょっと見かけないマダムな雰囲気。金子氏の肩を抱く小池氏とのツーショットは何ともゴージャスだった。
自民党・中曽根弘文氏
7日にはセブン-イレブン三条西裏館店前で中曽根弘文氏が金子氏を応援。ロマンスグレーに黒いコート。「ダンディー」という言葉はこの人のためにあるのではと思うくらい、紳士な雰囲気。まゆ毛の形が父康弘氏に似ている、それと比べて声のキーが意外と高いなどとどうでもいいことを考えながら聞いた。内容も紳士的で5分足らずで終了、あっさりした演説だった。
社民党・福島瑞穂氏
続いて7日は2区の渡辺英明氏の応援で社民党党首の福島瑞穂氏が燕三条地場産業振興センター前に。先に断っておくと、福島氏には昔から妙なシンパシーをもっている。自分でも理由がわからなかったが、友人から「ゆるキャラのような感覚?」と指摘されて、それはかなりあると合点が行った。先の選挙期間中の「報道ステーション」の党首討論で、自民党の安倍総裁をうっかり「安倍首相」と呼んでしまって苦笑いしていたのも、ファンにはぐっとくる。心のなかで「みずほたん」と呼ぶことにした。
福島氏はアイボリーのコートにベージュのマフラー、真っ赤な手袋、長靴と傘がオレンジで胸元にもオレンジがのぞくナイスなコーディネート。あまりの寒さに驚き、震えていたが、そこは「朝生」をはじめテレビの討論番組で大物の間に入って丁々発止と渡り合ってきただけのことはある。
社会党時代からの“元祖”脱原発なのは、柏崎刈羽原発に反対したのが始まりで、新潟は巻原発の建設を住民投票で押し返した所と、新潟に寄せて脱原発を中心に社民党の政策を話した。候補者の名前、党名など大事な所は2度、3度、4度としつこいくらいに繰り返す演説の技術はもちろん、次の予定があるからと演説を切り上げるよう催促するスタッフを2、3度制止して演説する熱量の高さもお見事。15分間に渡る熱弁だった。
自民党・三原じゅん子氏
さらに7日は金子氏と2区の細田健一氏の応援で自民党の三原じゅん子氏がイオン県央店前に。三原氏を乗せた車のドアが開くと10メートルは離れているのに、いい香りが。先入観もあって笑顔で握手しながら歩く姿はタレントにしか見えない。
マイクを持つ姿にせっかくだから一曲、歌ってほしいと思ったのも正直なところだが、演説が始まると参院議員となって1年半とは思えない堂々とした話しっぷりだった。帰り際に三原氏に握手を求めた佐藤卓之県議もやけにうれしそう。わかる、わかる、そういう世代なのね。ちなみにこちらは花の中三トリオ世代です(笑)。