国定勇人三条市長は6月3、4の1泊2日で富山県富山市を訪れ、国内初の本格的なLRT「富山ライトレール」をはじめとするLRTネットワークと立山カルデラ砂防体験学習会を視察した。そのLRTの視察を取材し、連載でお届けする。
国定勇人三条市長は3、4の1泊2日で富山県富山市を訪れ、国内初の本格的なLRT「富山ライトレール」をはじめとするLRTネットワークと立山カルデラ砂防体験学習会を視察している。富山市のLRTの存在は以前から気になっていた。CS放送の対談番組で取り上げられ、赤字予想にもかかわらず、初年度から黒字と伝えられた。車両のデザインも実にかっこいい。
今春、何かのときに国定市長がLRTを視察に行くというのを聞き、そのときは視察を取材したいと伝えた。それがかなったわけだ。旅行がてらにでも行ってみたいとさえ思っていたが、乗ってみるだけでは物足りない。視察ならそれにまつわるさまざまな話を担当者から聞けると踏んだ。そんなわけで、仕事と好奇心を満足させようと取材に向かった。
ちゃんと記事にしようと思っていたが、個人的な興味が先に立って、しっかり取材しなかった。最初からそれもアリと思ったし、富山市のLRTに関する詳しい記事はすでに数多く書かれているだろうから、わずか半日くらいの取材で偉そうなことも書けないので、順番に思いついたことを書くことにした。
取材は車で日帰り。朝、出発し、北陸自動車道に入ってからiPhone 5の充電コードがないことに気付き、なんと中之島見附ICまで行って引き返すという、いきなり痛恨のミス。iPhone 5の電源コードはやたらと手に入らず、戻らざるを得なかった。せめて栄スマートICまでに気付きたかった。余裕をもって出発したので焦らずにすんだが。
昼食は富山市内の西町大喜富山駅前店へ。「富山ブラック」で知られるラーメンの名店だ。“ブラック”はそのスープの色のこと。しょうゆが異常なまでに濃い。かつて肉体労働者が塩分を補給するためにしょうゆを濃くし、持ち込んだご飯と一緒に食べるとういスタイルだったとか。味は見た目通り。しょっぱいの一言に尽きる。ふつうの人が毎日、これを食べてたらすぐに体を悪くしそうだ。
そしていよいよ富山ライトレールの乗車から視察がスタート。続きは次回に回す。この連載が何回続くかわからないが、富山市の神田昌幸副市長の話が実に興味深く、おもしろかったので、何とかそこまでは続けたい。