19日開幕する第9回三条市美術展(市展)の会場に三条市主催、三条市文化協会が主管する「わくわく文化未来塾」を受講する市内小中学生が制作した書道、陶芸、生け花の作品を展示する。
「わくわく文化未来塾」は、三条市の文化や芸術の次代を担う人材を育成しようと三条市内の子どもたちを対象に平成23年度から開設しており、今年度は16教室を設けている。
その受講生の市展での作品展示は昨年も行っている。今回はいけばなが池坊いけばな、草月流いけばな、栄子ども生花の3教室12点、書道がLet's 書道、楽しい書、下田書道の3教室の67点、陶芸クラブの6人で50点の計129点を展示会場と同じ3階の廊下や会議室に展示する。
このうち生花を使う生け花は日持ちしないため、前日18日午後5時から会場で生け込みを行った。展示も花がいたむので、19、20の2日間に限られる。
子どもたちはテーブルに並べたそれぞれの花器に向かい、用意した花材を使って生けた。花器から離れて姿を観察するなど真剣な表情。力が足りずにはさみで茎を切れず、「切れな〜い!」と講師に助け船を求める子も。講師のサポートもあって、完成した作品は言わなければ子どもの作品と気付かないほど見事な出来栄えになっていた。