16、17の2日間、愛媛県松山市・マドンナスタジアムで開かれた第1回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球大会に燕市から出場、準優勝した吉田ジュニアクラブ(阿部龍星キャプテン)は27日、鈴木力燕市長を訪問した。
大会は、ヤクルトのキャンプ地の愛媛県松山市、沖縄県浦添市、宮崎県西都市と「つばめ」でヤクルトとコラボ事業を進める燕市の4市の代表1チームずつが出場して初めて開かれた。
吉田地区の小学校が中心の吉田ジュニアクラブは、先に開かれた燕市予選会で優勝して本大会に出場。西都市に4-2で勝った後、優勝決定戦で松山市と対戦し、0-0の末、無死満塁からのエキストライニングで2点を先制した松山市に対し、吉田ジュニアクラブはその裏に1点を返すにとどまり、1-2で敗れて準優勝となった。
鈴木市長は一足早く大会前日に松山入りして松山に2泊3日の日程で吉田ジュニアクラブの試合を観戦しているが、選手が燕市に戻ってあらためて鈴木市長を訪問。小学校5、6年生の参加選手20人は、スワローズが新調してくれた赤いユニホームを着て首から準優勝のメダルを下げ、賞状を持参して市役所を訪れた。
キャプテンの6年生阿部龍星君(12)=燕市吉田=は「優勝したかったけど、あと一歩ってところまできて負けてしまってとても悔しいけど、みんなが一生懸命、戦ったので悔いはない」、「いろんな体験をしたのでとても良かった」と報告した。
ことし3月に創刊したタブロイド新聞「月刊 丸ごとスワローズ」の21日発行された第8号に、さっそく大会のようすと吉田ジュニアクラブの集合写真が掲載され、鈴木市長はその実物を子どもたちに見せた。
子どもたちはひとりずつ順に「初めて四国に行けたので、いい思い出になった」、「小学校の野球の最後の打席で出塁できた」、「いいピッチャーと対戦できて良かった」、「プロ野球選手と交流できて良かった」、「エキストラでぼくがヒットを打っていれば2点入ったと思うが打てなくて悔しい」、「来年は優勝してリベンジしたい」と率直に感想を話した。
鈴木市長は「本当にいい試合を見せてもらって感動した」、優勝は逃したが、「今回の悔しさをばねに大きな目標に向かっていってもらいたい」、5年生には来年は燕市で開催されるので、燕市の作家が作った優勝カップを「ぜひ燕市に里帰りさせるということを頑張って」と選手をほめ、ねぎらった。