帝国データバンク新潟支社の調べでは、小規模多機能ホーム、ショートステイを運営する一般社団法人新潟まちの駅(新潟市中央区上近江1)は3月21日。新潟地裁医から破産手続き開始決定を受けた。負債は約2億4000万円。
同社は2008年(平成20)創業、09年(平成21)2月に法人改組。小規模多機能ホーム「笑顔」で、高齢者を対象に、通い、訪問、宿泊などの介護事業を展開するほか、14年には新潟市北区に「梨園の郷 ショートステイ笑顔」を新築、短期入所生活介護を開始し、18年9月期には年収入高約1億4100万円を計上していた。
しかし、計画を下回る業績が続き、施設(新潟市北区)の新築時に導入した多額の借入金の返済が重荷となっていた。人件費など経費負担も重く、資金繰りが限界に達したことから今回の措置となった。