燕・弥彦総合事務組合(管理者・鈴木力燕市長)は5月22日、日帰り温泉「道の駅国上てまりの湯」(燕市長辰)で意識を失った利用客の人命救助に貢献した同施設と2人に鈴木市長から感謝状を贈呈する。
感謝状を受ける2人は五十嵐美博(いからし よしひろ)さんと柳川光宏(やながわ みつひろ)さん。3月10日午後2時半ごろ、てまりの湯で利用客の男性が入浴中に意識を失い水没するのを五十嵐さんが発見した。
近くにいた柳川さんと協力して男性を浴槽から引き揚げ、施設職員へ連絡。駆け付けた職員が心肺停止状態を確認するとともに119番通報し、胸骨圧迫、人工呼吸を行った。
また柳川さんは男性に寄り添い、職員の指示のもと声かけや心肺蘇生の補助にあたるなど、連携して救命処置などに尽力した。
男性は救急隊到着前に意識が回復、救急車で医療機関へ搬送され、容体も回復した。
「てまりの湯」は定期的に救急講習を受講している。職員の技術をもった的確な処置、五十嵐さんと柳川さんの勇気ある行動が救命につながった。これらの功績に敬意を表して感謝状を贈る。