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●まずはNTT東日本にADSLの申し込み さて、フレッツ・ADSLは5月21日にスタートした。もちろん、この日の午後、申し込んだ(笑)。これから申し込む人はまず、今の回線でADSLが提供されるかどうか確認しよう。同じ三条市内でも“38”局など対象外となっている地域がある。NTT東日本の『ADSLサービス提供エリア番号検索』のページで今の電話番号を入力すれば提供地域かどうか、確認できる。 確認できたら申し込み。ホームページ上からも申し込めるが、スタート時は何かとトラブルが発生しがちなのが世の常。善(?)は急げで、局番なしの“116”へ電話。さほど待たされることもなく、女性担当者が電話口に。まず、利用形態などを確認される。 ●ADSLは専用より電話共用が安いのはなぜ? フレッツ・ADSLには、タイプ1とタイプ2の2つのメニューがある。タイプ1は1本のアナログ回線を電話とADSLで共用、タイプ2はアナログ回線をADSLだけ専用に使う。 ここでひとつの疑問。フレッツ・ADSL利用料は、タイプ1が4,050円、タイプ2が5,700円。想像とは逆に電話と共用する方が安いのだ。で、さっそくその理由をたずねると、待ってましたとばかりに「電話は最初に電話加入権(NTTでは76,000円くらい?)が必要ですが、ADSL専用の場合、それが必要ない代わりに月額利用料に上乗せされているんです」。立て板に水の回答に思わず、ナルホド!と手を打った(ウソ)が、電話を切ってから新たな疑問を生むことに。 電話加入権なら譲渡できるけど、この上乗せ分は払いっぱなしなわけでしょ?。なんか、それっておかしくない?、ということ。知っている人があればぜひ、教えてほしい。 それはともかく、タイプによる利用料の差額の疑問もあって、申し込みの電話をする前は、まだタイプ1か2のどちらか決めていなかったが結局、タイプ2を選択、1回線増設することにした。それまでは、ISDN1回線で2つの電話番号を取得し、インターネット接続に利用するとともに、番号を電話とファクシミリに振り分けていた。在宅ワークが中心で、FAX番号が使えないでは仕事に支障がある。月額にしてて1,650円、割高になるがタイプ2しかないと決断した。 ●結局、ADSLはいくらかかる? ADSLにかかる料金のおさらい。接続に必要な機器の買い上げは、ADSL信号を変換するADSLモデムが23,000円、ADSL信号を分岐するスプリッタが1,800円。レンタルすることもでき、その場合は両方で月額490円、ADSLモデムだけなら440円(タイプ2はスプリッタは不要)。機器の進歩やADSLも次に控える大容量回線へのつなぎであることを考えても、ここはレンタルが“常識”と言っておこう。 プロバイダのADSL接続料金は2,00円前後が多いようだが、NTT-MEの「ざんまいADSL」コースはかなりいいかも。5,000円を上限にデータ転送料2GBまで(7月1日から)で月額800円の準固定制。たいていの人は2GB(約CD-ROMで約3枚分のデータ量)で足りるだろうし、NTTのグループ会社というのも安心感がある。この組み合わせなら月額4,850円のコストでADSLを利用できる。 詳しい料金はNTTのページで勉強してもらうとして、大ざっぱにNTT東日本とプロバイダへの支払いは月額5,000円から6,000円ていどになると思えばいい。毎日、メールとネットサーフィン(死語)を利用している家庭なら、ほぼトントンなはずで、それで圧倒的な速度が手に入るならADSLを利用しない手はない。インターネットの利用はメールがほとんどで、サイトはめったに見ないという家庭に少々、高くつくかも。それでも、知らないうちに子どもがインターネットを使いまくって突然、ウン万円の請求書が…ということはないので、安心感は得られる。 ●ADSLの速度に腰が引けるNTT東日本 もう一点、確認しておかなければならないことがあった。集合住宅のため、工事には管理者の承諾が必要になる。前もって不動産店に「部屋に新たな穴などを開けず、退去時に現状に復帰できればいい」と了解をとりつけてあったが、念のため女性担当者にもその点を確認。既存の電話回線を利用するので、壁にある電話線のモジュラーが2口に増えるだけとの回答だった。 翌22日、NTTの工事担当者から工事日について問い合わせの電話があり、31日の工事に決まった。前日の女性担当者もそうだったが、期待通りの速度は保証できず、サービス提供地域であっても場合によってはADSLが利用できないこともあると、子どもを諭すように繰り返し説明され、いい加減、「はい、はい、わかりましたってば」と言い返したくなるほど。とにかく「速度が出なくても、決してクレームなんか言わないでね」といった感じで腰が引けている。まあ、これだけ言われりゃ、後で文句は言えね〜やな〜、という感じ。その意味でNTTの執拗に釘を差す戦術は成功していると言える(笑)。 ADSLモデムは、工事日の前日に郵送されてくるという。工事のときに一緒に持ってくればそれでいいのに、とも思うが、NTT側にも何らかの都合があるのだろう。いずれにしろ利用者にとって不都合はない。開通日が決まったら今度はプロバイダにADSL接続の申し込みだ。ADSLの利用料は、定額制のサービスと同等か、それに1、2割ていど上乗せするプロバイダが多いようで、相場は月額1,500円前後のようだ。今、利用しているプロバイダのホームページからオンラインでサービス変更を完了。あとはADSLモデムが届くのと工事を待つばかりだ。
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