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●設定に手間取ったのは単に力量不足 で、セットアップに手間取ったというのは、ウチではそれまでデスクトップマシンをソフトウェア的にワイヤレスルータとして機能させていたため、それに必要な機能拡張がシステムに組み込まれていたのをすっかり忘れていた。そのため、何時間もああだ、こうだ試行錯誤して悩み、半ばAirMacでの接続をあきらめかけたところで、ようやく機能拡張の問題に気づいた。これらの機能拡張をシステムから外すと、あっさりつながり、うれしいやら、自分の力量不足が情けないやら。 ただ、問題はもう一つ残っている。今の設定ではワイヤレスで接続するノートパソコンからローカルのパソコンが見えない。多分、ブリッジを有効に設定すると見えるんじゃないかと思うが、ヘルプによるとADSL接続の場合は決して有効にするな、とあるので無効のままにしてある。まあ、とりあえずノートパソコンからインターネットは見られるし、いざとなったらインターネット経由でファイル転送できる(贅沢)ので、気にしないことにして、いずれ何とかしようとは思っている。 ワイヤレスルータを使った接続は、どちらかといえば一般的でないので、NTTのフレッツ接続ツールについても簡単に。NTTから送られてくる資料には、一通りのマニュアルとともにWindows、Macintosh、Linuxの3種類のフレッツ接続ツールを収録したハイブリッド版のCD-ROMが入っている。マニュアルには接続ツールのインストール方法がわかりやすく書いてあるので、パソコンを始めて間もない人でも落ち着いてマニュアルの手順に従えばそれほど迷うことはないだろう。 ●Macintoshでの一般的な設定例 Macintosh版の場合だと、システムフォルダの機能拡張フォルダに「NTS Communications Extension」「NTS Logging Extension」「フレッツ接続ツール」の3つ、コントロールバー項目フォルダに「フレッツ接続ツール ストリップ」がインストールされる。さらにハードディスクの第1階層(たいていは“Macintosh HD”という名称のハードディスクをダブルクリックして開いたところ)に「フレッツ接続ツール」というフォルダができ、中に「フレッツ接続ツール」がある。このエイリアス(Windowsでいうところのショートカット)がデスクトップ上に作られ、これをダブルクリックしたり、コントロールバーに追加されたフレッツ接続ツールからも「フレッツ接続ツール」を開くことができる。 インストール、再起動すると「フレッツ接続ツール」の画面が自動的に起動する。ここでユーザー名とパスワードを要求する画面が表示されるが、ここは適当に何か入力すればいい。この入力にどういう意味があるのか不明だが…。そして再び再起動したら、続いてコントロールパネルの「TCP/IP」を開いて“経由先”で“フレッツ接続ツール”を選択、“設定方法”で“PPPサーバを参照”を選択、ネームサーバアドレスに仮の“1.0.0.0”と入力したら「TCP/IP」を閉じ、保存する。 デスクトップにある「フレッツ接続ツール alias」をダブルクリックして開き、“経由で接続”を“Ethernet”、プロバイダの設定資料にしたがって“ユーザー名”(例:test@test.ne.jp)と“パスワード(例:password)と設定して完了。右下のボタン“接続”をクリックすると接続するはずだ。 ●おまけ「自動接続用ツール」 ただ、少なくともMacintosh版の「フレッツ接続ツール」は自動接続をサポートしておらず、ブラウザやメールソフトを使おうとすると最初に必ず「フレッツ接続ツール」を起動して接続する必要がある。これが何とも面倒。困っていた友人のために、パソコンを起動したときに自動的に接続するプログラムを“AppleScript”で作った。以下からダウンロードできる。 「フレッツ自動接続」(21KB)> ダウンロード これを「システムフォルダ」の「起動項目」の中に入れるだけ。最初に起動したときに、「フレッツ接続ツール」のある場所を聞いてくるので、ダイアログで指定するだけ。わずか4行のスクリプトで、エラー処理等は何も考えていない。サポートもしないので、利用する方は、あくまでも自己責任でどうぞ。スクリプトは以下の通りなので、びっくりしないように(笑)。
また、Macintosh版の「フレッツ接続ツール」は“Open Transport”の最新バージョン“2.7.6”と相性が悪いという報告があるので、うまくいかない場合はバージョンダウンを試した方がいいかもしれない。 知り合いのケースでは、ADSL接続でもまったく速度が上がらず、一度、ADSLモデムの電源を抜いたら、問題が解消した。これはよくあるトラブルのようだ。このほかにもADSLがらみのトラブルはいろいろ発生しているようで、詳しくはNTT東日本の「FLET'S 公式サイト」にある 「フレッツ接続ツールを利用時に発生する事象について」にも目を通しておきたい。
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