「洋食器の日」のスプーン、フォーク1本10円に長い行列

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「洋食器の日」の12日、日本金属洋食器工業組合（山崎悦次理事長・76社）は県央地域地場産業振興センターでイベントを行い、スプーンやフォークが1本10円の即売会は行列ができるほどの人気を集めた。

「洋食器の日」の12日に開かれた日本金属洋食器工業組合のイベントで洋食器即売会に長い行列ができた

午前10時から洋食器等即売会を開き、組合企業4社が提供した数千本のスプーンやフォーク1本10円、セットものは9割引きで販売した。

売り子も客の応対に大忙し

店頭では1本数百円以上で並ぶ洋食器が、“百均”も驚きの10円のワンコインで手に入るとあって、販売開始30分前には、すでに買い物の順番を待つ人が長い列をつくっていた。

県央地域を中心に県内から家族連れや夫婦が訪れ、数十本単位でまとめ買い。三条市内の主婦は「30本買っても300円。安くて、楽しい」と笑顔だった。

セットものも、用意した100セットがあっという間に完売。午前11時ころには約600枚のアンケート用紙はすべてなくなった。

ポークソーセージの食事会も人気

予想をはるかに上まわる人気に、2,000本を準備した企業は大慌て。せっかく来場してもらっても商品がないのでは、逆にイメージを損ねかねず、「会社に戻ってまた1,500本、持ってきた。こんなに人が集まるとは思わなかった」と驚いていた。

また、午前11時から行ったディナーフォークで無料で地元、燕市のブタ肉を使ったソーセージを食べられる食事会も好評だった。

同組合は昨年、7月12日を「ナイフ」の語ろ合わせで「洋食器の日」と制定。これにちなんで行ったもので、このあとも14日から17日まで燕市内の中学校3年生を対象した洋食テーブルマナー実践会を開く。