そしで小渕衆院議員。金子氏は市議、県議を経て国政に挑戦する「本当にお若いのに情熱をもった方でありまして、しかし、国政に臨まれるということは、大きな決断であったかと思います」と評し、日本を「これからの子どもたち、孫たちの世代にしっかり残していくという強い思いをもって立ち上がっていただいた」とした。
金子氏は同世代でもあり、国会に来たら「わたしも一緒になって力を合わせてやっていきたいことがたくさんある」、なんとしても国政に送り出してほしいと求めた。
政権交代から3年たち、「こういう政党であるということは皆さんもおわかりの通りではないかと思います」。しかし、自民党に対しても厳しい目があり、「わたしたちは体を張ってなんとしてでも解散、総選挙、そして国民に信を求める、それをしっかり整えていかなければならない」。
解散を求めていることに党利、党略との声もあるが、自分の党を考えているのではなく、このまま民主党政権が長く続けば「わたしたちの国、この日本がだめになってしまう。そういう強い危機感をもっているから」で、「民主党にはもう何かを決断する、そいういう力はどこにも残っていません」と切り捨てた。
6月末の消費税の法案の採決後、民主党は分裂し、新しい党が立ち上がった。「国民の生活が第一、本当にふざけた名前であります」。民主党には国を思う力も残っておらず、「これほどまでに領土問題が取りざたされることがあったでしょうか」と指摘。民主党の外交べた、鳩山元首相が沖縄で米軍基地の県外移転に言及し、日米の信頼関係を崩してしまった。
民主党に対する信頼がまったくなくなった。「3年前に国民の皆さまと約束したマニフェスト、これいったい、どこへ行ってしまったんでしょうか」。民主党政権が長引くだけ国民の利益を損ねてしまう。自民党にとっても厳しい選挙で、3年前に大敗したがもう一度、信頼してもらえるよう精一杯、この3年間、走ってきた。背水の陣で頑張るので、地方では金子、細田両氏を「どうか皆さんのお力で2人を国政に送ってください」と支援を求めた。
(続く)