衆院選新潟4区に5期連続当選を目指す民主党の菊田真紀子氏(45)の総決起大会が30日、ジオ・ワールド・ビップで開かれた。民主党の前原誠司元代表、国定勇人三条市長も応援に訪れ、支持者ら約550人が参加して必勝を誓った。
前原氏を迎えた政経懇談会を開く計画だったが、衆院が解散、総選挙となったため、総決起大会に変えて開いたもので、集まった支持者らにその了承を求めると満場の拍手でわいた。
今回で3回目の選対本部長となった内山五郎県議は開会のあいさつで、前回は選挙区で勝てず、比例復活で当選した自身の非力をわびる一方、支持者のおかげで4期当選を果たしたことに感謝した。
今回の選挙は「大義も正義も何もない」と切り捨て、ライバルとなる自民党の金子恵美氏(36)が県議時代に委員会をさぼり、衆院選を前に握手会を開いていると批判し、「こんな人を国政に送ったら、この4区の大恥」と職務姿勢を切り捨てた。前回衆院選で消費税、TPPに対する反対の考えをひるがえしたことも指摘した。
国定市長は、選挙を考えるときの最大の評価基準は「三条市長にとっては三条市のためにどれだけ貢献してくれたか、あるいこれから先、三条市をどうやって導いてくれ、応援してもらえるか、その一点に評価がかかっている」。「一介の国会議員という立場に立ってみたとき、どなたが少なくとも三条市のために貢献していただいたのか。これだけはわたしは断言できる。間違いなくわたしの右側に座っている黄色い方」と菊田氏をもちあげた。
東日本大震災で、国からごみの焼却場の開始時期を2年間、先送りしてほしいと打診があったが、菊田氏がいろんなところに話をもっていき、全国で三条市だけが満額回答だった。障害者拠点施設も同じで、スケジュール通りにできたのも菊田氏のおかげと感謝した。
「全部、自ら汗をかきながらその功績を全然、4区で言わない。政治家として失格です」と笑わせ、「でも、こういう真心のある政治家が必要」。「今一度、菊田さんを信頼し、菊田さんを再び新潟4区の代表として国政の舞台に行っていただき、日本国の将来はもちろん、この新潟4区のために引き続き仕事をしてもらおうではありませんか」と必勝を祈った。