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【審査員】本田清(日本写真家協会会員) 三条市には写真のベテラン作家が群有しています。その伝統のせいか応募作品の水準の高いことに驚きました。このため、入賞作品の選考と順位決定に苦労しました。
市展賞 “快笑” 岸本則明 鈴ヶ滝の白い激流を背景に、大声を上げて語りかけている女性の笑顔がすばらしい。鈴ヶ滝の看板を大胆にとり込んだ構図も成功しています。 (1)奨励賞 秋色のジュウタン 内田ゆういち 落葉したブナ林を、樹の影を生かして正攻法でまとめた逸品です。絞り込みもよく前景が生かされています。 (2)奨励賞 PureHeart 詰田恵子 花をモチーフに選びながらも、それにとらわれず、自己の意識の中で作品化した意欲的な力量が読みとれます。 (3)奨励賞 初体験 目黒直宋 学童の体験学習でしょうか、五月田のアゼ道に整列した影の群像が魅力です。光の状態がもうひつと不足。 (4)奨励賞 夕刻 田辺英也 アザミのてっぺんにとまっているトンボ、夕陽のような光芒とのマッチングも成功したと思います。類形の多さが今後の課題でしょう。 (5)奨励賞 新雪のモンブラン山行 渋谷功 ヨーロッパの山は大型のロープウェイ等が発達しているので、撮影もやりやすいところです。天候の変り目の一瞬がとらえられていてよかったですね。 (6)奨励賞 “街灯” 早川恭弘 最近流行のモチーフです。良く撮れていますが、うごきがなくさびしい。もう一工夫して撮り込めば、新機軸が出せるのではないでしょうか。 ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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