三条市では、ことし7月に予定通りに障害者福祉の拠点施設「グッデイいきいきサポートセンター」が完成した。これと同じ障害者向けの施設建設の補助金は全国に数十あった。東日本大震災のために補助金が先送りされるなか、満額がついたのは三条市だけ。「間違いなく菊田先生が本当に尽力をされた」と一例を示した。
「菊田先生は、ぴんで立っている代議士としてしっかりと各府、省に対してネットワークをもっているんです。こうした先生を使わない手はないでしょう」、「ここはぐっとこらえていただいて、民主党という声を出すのではなくて、真紀子党一辺倒で」、「再びバッジを付けさせてあげてください!」と支援を求めた。
続いてあいさつに立った前原氏は、「今の国定市長のお話を微妙な感覚のなかで聞かせていただいた」と笑わせ、民主党も菊田氏も「両方お願いします」。しかし、菊田氏については国定市長と共通の感覚があり、「約束したことはしっかりと守られて、そしてそれをやり抜く実行力」をもっているとした。
3年3カ月の与党のなかで、外務相だったときに外務政務官だった菊田氏と半年間、政調会長だったときに外交の与党の責任者として1年間、一緒に仕事をした。
外務相のときの菊田氏を表す言葉は「行動力」と「交渉力」。菊田氏には治安が悪い、そのまま水を飲んだら腹を壊す、予防接種をたくさん打たなければならないような地域へ名代として行ってもらった。そうした国で資源を獲得するのが大事なことがある。
一例として、パプアニューギニアでは、希少金属の交渉権をいったんほかの国に取られたが、菊田氏に行ってもらって、交渉権を日本に奪い返してくれた。今は日本の企業が採掘権を獲得して採掘している。
東日本大震災では世界各国から支援の申し出があり、それを引き受けるのが外務省。大臣、副大臣ができないことは外務政務官だった菊田氏が窓口になり、支援受け入れの段取りをした。
それから「ここは国定市長にもしっかり聞いていただかなければ」と、これまでの民主党の実績を数字で示した。政権交代当時から失業率は5.4%から4.2%に下がり、有効求人倍率は0.43から0.82に上がった。倒産件数は2割減り、GDPは490兆円から514兆円に拡大。民主党は経済をだめにしたというマスコミの評価に対して「数字は嘘をつかない」と反論した。