（仮称）県央東部合併研究会設立準備会（高橋甚一委員長）は、13日午前10時から4回目の会議を開き、2月1日に同会に正式加入した田上町を加えた三条、燕、栄、下田の5市町村の首長らが出席して事務局が作成した同会の規約や予算など6項目の原案について協議した。

新たに田上町を加えて三条・燕リサーチコアで開かれた県央東部合併研究会設立準備会

委員長の高橋甚一燕市長は「田上町さんの参加、関係市町村は心から歓迎いたします。1月31日、l4市町村の首長と相田副委員長が見守る中、調印いたしました。4月1日の研究会に同じ考えで向かえ意志統一ができました」と田上町の参加を報告。

さらに、加茂市の研究会参加について小池清彦市長に打診したことにふれ、「2月8日、一人で小池市長を訪れました。小池市長は合併すると財政的に苦しくなる、急いで合併する必要はないと話し合いは平行線のままでした」と、小池市長の研究会不参加の意志に変わりがないことを報告した。

規約と予算の決定事項では、構成市町村に田上町を加えた。同研究会小委員会の組織、運営等に関する要綱では、62人の委員が4つの小委員会にそれぞれ各方面の担当事務を行う。

幹事会、専門部会及び分科会に関する要綱では、幹事会の下に置く9つの専門部会と担任事務の内容を確認。教育部会のなかに教育委員会を追加。同研究会の会議公開の方法等に関する要領では、小委員会の会議の公開、非公開の手続きなどを話し合った。

会議は公開を原則とし、一般の傍聴も認める。ただし、出席委員の3分の2以上の同意を得て非公開にできるが、公開、非公開にかかわらず、会議の日時、場所、議題、公開・非公開の別、傍聴数制限の有無などを事前に構成市町村の広報紙、ホームページ、報道機関などに情報提供し、周知する。

公開、非公開に伴う報道機関の扱いについて委員から質問があったが、高橋燕市長は「非公開の場合を除き、研究会や小委員会の内容の公開は大切なこと。報道機関にはさまざまな形で情報を流していただきたい」と同意を求めた。

田上町の参加に伴う構成市町村数の増加、規約の変更、補正予算などは急を要し、準備会を召集する時間がなかったため、専決処分にしたことを報告した。

協議事項のほかに、各市町村から住民代表などの委員2人の人選を2月20までに行い、25日の会合までに決めることを提案。さらに事務局から新たに委員として前新潟経済同友会常任幹事の目黒剛(株)新潟ティーエルオー取締役と、県総合政策部市町村合併支援課・中沢清課長の2人の学識経験者を提案、全員一致でこれから2人と折衝する。

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