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三条、燕、田上、栄、下田の5市町村で構成する(仮称)県央東部合併研究会設立準備会(燕市長・高橋甚一委員長)は、28日午後3 時から三条・燕地域リサーチコアで第6回目の会合を開くとともに同研究会の調印式を行った。 準備会の会合は4月1日の研究会設立まで5回開く計画だったが、前回2月25日の第5回会合で異論が出て決まらなかった協議事項を審議するため、日程を調整してこの日の会合を追加で設定した。 前回の会合で持ち越した小委員会の委員配分については前回、委員配分が各市町村の委員が特定の委員会に偏らないようにとの要望があったため、各市町村の委員を均等に分けることを提案、承認した。 もう1点、研究会設立とともに解散となる準備会の会計決算の残額の関係市町村への返還について、2月1日からそれまでの4市町村に加えて新たに田上町が参加したこともあり、改めて返還額を算出したものを報告、承認した。 また、準備会に途中参加で決まっていなかった田上町議会から選出する委員3人が決まり、そのうちの1人、笹川俊一郎田上町市町村合併問題調査特別委員長は「12月4日に合併の勉強会を立ち上げ、3月議会で全議員による特別委員会を設置しました。今後、皆さまとともにこの問題に取り組んで行きたいと思います」とあいさつして閉会。 引き続き県央東部合併研究会の調印式を行い、会合に参加した委員が見守る中、各市町村の首長が県央東部合併研究会のそれぞれの規約に署名、なつ印すると拍手で調印を祝った。 委員長の高橋甚一燕市長委員長は「ようやく土俵に上がった。これから“相撲”を取るためのルールや決まりをつくっていかなければならない。その中で相撲をやめる人もでるかもしれない。しかし同じ方向で合致した人たちです。何歩も前進したと思う。新しいまちづくりを半年、1年で決めていくのには不安はあるが、委員の中には各市町村の産業、区長、PTAなどが入っているので幅広く住民の声が聞けると思う。市民が今よりもよくなるために合併しようとしている。財政は厳しくなるが、しなければもっと落ちる。研究会はひとつの流れのきっかけになるだろう」と話した。 合併に向けた考えに温度差があるのではという質問に「実際はよくわからない。合併を100%やろうというわけでない。しかし時代の流れであるため、研究会では自分たちの市町村のさまざまな問題が出てくるだろう。そうなれば本当の意味でも研究会になると思う」と合併を研究会の前提とせず、文字通り合併を“研究”することを強調した。 また、合併反対の立場を鮮明にする加茂市については「合併はそれぞれの判断で決めるものだから、そういう考えをもつ人もいるだろう。判断はリーダーの責任になると思う。そういう意味では加茂市は合併しないという立派な信念をもっている」と、加茂市の姿勢を尊重した。 県央東部合併研究会は4月9日に初めての会合を開く。田上町の委員を加えた県央東部合併研究会の委員名簿は次の通り。
■関連リンク (仮称)県央東部合併研究会設立準備会の第5回会議(2002.2.25) 高橋三条市長が定例記者会見で加茂市の広報紙の内容に不快感を表明(2002.2.23) (仮称)県央東部合併研究会設立準備会4回目の会議(2002.2.13) 田上町が(仮称)県央東部合併研究会設立準備会参加で調印(2002.1.31) (仮称)県央東部合併研究会設立準備会に田上町も参加へ(2002.1.28) 県央東部合併で西東京市・宮沢浩司企画部主幹を講師に合併フォーラム(2002.1.29) (仮称)県央東部合併研究会設立準備会2回目の会合はアンケートの手法に意見、質問続出(2002.1.18) (仮称)県央東部合併研究会設立準備会が初会合(2002.1.8) ■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved. |
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