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そして今、日本が遭遇しているこの難局を乗り越え、新しい未来を築いていく推進役として期待されているのが、そう、君たちの世代なのです。私はぜひとも君たちには、燕市の新成人がふるさとに集合するきょうという日をこれからの社会に対し、自分に何ができるのか、一人ひとりが真剣に考える貴重な機会にしてもらいたいと思っています。
そして君たちなら必ずやそれぞれの自分の夢や希望に向かって歩んでいくとともに、地域の発展や日本の復興のために自覚をもって行動してくれるものと信じています。もちろん、長い人生のなかには失敗や悩むことが何度もあると思います。でも、そんなときは次の歌を思い出してください。ゆずの『栄光の架橋』の一節です。
「もう駄目だとすべてが嫌になって逃げだそうとした時も想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いて来た。悲しみや苦しみの先にそれぞれの光がある。さあ行こう振り返らずに走り出せばいい。希望に満ちた空へ…。」
君たちの周りには愛情を注いでくれるご家族や恩師、信頼できる仲間がいるはずです。その方々との絆を大切にしながら感謝の気持ちを忘れずに自らの力で困難を切り開いていってください。私は君たちやふるさと燕市に誇りをもち、それぞれの分野で活躍されることを心から期待しています。
結びに本日の成人式の実施にあたり、一生懸命に準備してきてくれた実行委員の皆さん、どうもありがとう。心から感謝とお礼を申し上げるとともに、新成人の皆さんが築き上げていく未来がすばらしいものでありますよう、お祈り申し上げ、式辞といたします。皆さん本当に成人おめでとう。
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